IBMはAIエージェントやその他の高度なAIアプリケーションに必要な非構造化エンタープライズ・データを統合、管理、活用する「watsonx.data integration」と「watsonx.data intelligence」を6月13日に発表した。
生成AIの価値を引き出すカギとされる企業固有データの多くがメールやPDF、プレゼン資料など非構造化されており、利活用が困難な状況にある。
今回発表された「watsonx.data integration」はAI対応のデータ提供をスケーラブルに実現するために設計され、新たに一元化されたデータ統合コントロール・プレーンにより、さまざまな開発スタイルでのデータ処理が可能だ。
また「watsonx.data intelligence」はデータ・ガバナンス、品質、リネージュ、共有を統合し、企業が意味のあるデータを発見・活用するのを支援する。
柔軟性と相互運用性を備えたこれらのソフトにより、IBM watson.dataを用いた内部検証では、従来のRAGよりも40%精度の高いAIを実現できる可能性があることが示された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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