Datadogは、6月5日、「Go Tracer v2.0.0」のリリースを発表した。
Go Tracerは、Datadogが提供するGoアプリケーションの監視をサポートするライブラリ。今回のメジャーアップデートには、セキュリティと安定性の向上、APIの強化などが含まれている。
例えば、StartChildメソッドを使って親スパンの配下に子スパンを作成されるようになった。すべてのオプションは、すべてのコントリビューション(統合)で同じシグネチャーで標準化された。こうしたシンプルで一貫性のあるAPIの提供により、開発者体験が向上する。
また、新しいGo Tracerでは、コントリビュートの依存関係をそれぞれのモジュールに分離し、インテグレーションがすべて独立したモジュールになった。公開される依存関係の数を最小限に抑えることで、セキュリティの強化につなげている。
さらに、インポートURLが変更された。従来、gopkg.inを公開パッケージリポジトリとして使用していたが、今後はgithub.comを使用することになる。Go TracerでサポートされているパッケージとそのインポートURLのリストは、ドキュメントから確認できる。
Go Tracer v2へのアップグレードには、移行ツールが提供されており、移行ガイドの手順に従うことで実行できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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