米Microsoftは、プログラミング言語「TypeScript 5.9」のベータ版を7月8日に公開した。
今回、 tsc --initのアップデートをはじめ、import deferのサポート、--module node20のオプションの追加といった変更がなされた。
import defer構文は、ECMAScriptの遅延モジュール評価プロポーザルのサポートを導入する構文で、モジュールとその依存関係をすぐに実行することなくモジュールをインポートできるため、処理と副作用の発生タイミングをより適切に制御できる。
また、--moduleと--moduleResolutionの設定に複数のnodeオプションを提供しているが、今回Node.js v20の挙動をモデル化するためのオプション、--module node20が追加された。
その他、型チェックの改善およびパフォーマンスの向上も行われた。すべての変更点はブログポストから確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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