非営利団体ROOSTは、7月21日、エンタープライズレベルの安全性を確保する新しいオープンソースツール「Coop」と「Osprey」を発表した。
ROOSTは、AI時代に必要な安全性を高めるオープンソースインフラの構築を目的とした非営利団体。2025年にOpenAIをはじめとするIT企業や学術機関などによって設立された。
ROOSTは今回、2つの新ツールをリリースした。
「Coop」はコンテンツレビューツールで、レビューを専門家にルーティングし、包括的なレビューのために関連情報を表示、アクションを起こす機能を備えている。Coopには、児童性的虐待コンテンツ(CSAM)の報告義務化に対応するため、「全米行方不明・被搾取児童センター」(NCMEC)のAPIとの統合も含まれている。
「Osprey」はDiscordが開発した調査・インシデント対応ツールで、ROOSTに寄贈された。このツールによって、プラットフォーム上で何が起こっているかを把握し、大規模な対策を実施できる。軽量でユーザーフレンドリーな設計が特徴で、あらゆる規模のプラットフォームで役立つ。
これらのツールは、今後数か月以内にユーザーとコントリビューター向けに一般公開される予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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