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Eclipse Web Tools PlatformとMavenの統合

WTPとMaven2を使ったアプリケーション開発例

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2008/03/31 14:00

Eclipse Web Tools Platform(WTP)とM2Eclipse(M2)プラグインを同じプロジェクトで利用すると、Java Web開発において大きなメリットがあります。

目次

はじめに

 Eclipse Web Tools Platform(WTP)とM2Eclipse(M2)は別々のプロジェクトです。両者はいずれも、Eclipseを使って開発をする際に価値の高い機能を提供します。WTPはWebおよびJava EEアプリケーション開発用のEclipseプラットフォームを機能拡張するツールセットで、一方のM2は、このIDEとMavenを密に統合します。この2つを同じプロジェクトで利用すると絶大な効果が得られますが、残念ながらまだ、WTPとM2を追加設定なしで統合することはできません。今回の記事ではこれについて取り上げます。

 この記事では、WTPとM2の統合ソリューションを使用して基本的なWebアプリケーションを開発していきます。プロジェクトのセットアップから配備までの一連の構築手順を紹介するので、EclipseベースのJava Web開発を効率化するための参考にしていただけると幸いです。

環境のセットアップ

 今回のプロジェクトでは、主な開発環境としてEclipseを使用します。後述の手順を行うためには、以下のテクノロジをEclipseの環境に含める必要があります。

 この他のEclipse関連のダウンロード先一覧については、補足説明1を参照してください。

補足説明1 より完成度の高いEclipse環境のために
 Eclipse環境に追加すると作業期間の短縮に役立つテクノロジを表1に示します。
表1 Eclipse環境の充実度を高めるその他のテクノロジ
プラットフォーム/プラグイン URL メモ
WTP 2 http://download.eclipse.org/webtools/downloads オールインワンバージョン
Sysdeo http://www.eclipsetotale.com/tomcatPlugin.html Tomcatプラグイン
Hibernateツール http://www.hibernate.org/255.html Hibernateプラグイン
Checkstyle http://eclipse-cs.sourceforge.net/update アップデートURL
PMD http://pmd.sourceforge.net/eclipse アップデートURL
Spring IDEとAspectJ開発ツール、およびMylyn http://springide.org/updatesite アップデートURL
Buckminster http://www.eclipse.org/buckminster/ プロジェクトURL
Subclipse http://subclipse.tigris.org/update_1.2.x アップデートURL
M2プラグイン http://m2eclipse.codehaus.org/update アップデートURL
ここでは、私がツールボックスに追加しておきたいと思うプラグインを紹介しましたが、このすべてを以降の手順で使用するわけではありません。実際のところ、WTP2とM2は必ず使用しますが、その他のプラグインはどれも必須ではありません。
上記のアップデートURLからインストールされる機能のなかには相互参照を含むものがあるため、依存関係をインストールした後にアップデートが必要な場合があります。

WTPとM2プラグインの設定

 まず最初に、初期サーバー、ブラウザ、そしてMavenを設定する必要があります。M2プラグインを使用してEclipseを起動すると、settings.xmlファイルに関するエラーメッセージが表示されます。このメッセージは無視してください。問題はこの後すぐに解決します。

サーバーの設定

 Webアプリケーションの実行に使用するサーバーを設定します。Eclipseメニューから[Windows]→[Preferences]→[Server]→[Installed Runtimes]→[add]の順にクリックしてサーバーを設定してください(図1)。

図1 サーバーの設定: 順にクリックしてサーバーを設定
図1 サーバーの設定: 順にクリックしてサーバーを設定

 適切なバージョンのTomcatを選択します。ウィザードの次の画面でTomcatのホームディレクトリを参照し、[Finish]をクリックします。

ブラウザの設定

 WTPを使ってWebアプリケーションを起動すると、WTP内部のブラウザが開きます。外部のブラウザを選択してそこにWebアプリケーションを開きたい場合は、Eclipseのメニューから[Window]→[Web Browser]の順にクリックして、外部のブラウザが起動するように設定してください。

Maven2の設定

 Eclipseで[Menu]→[Window]→[Preference]の順にクリックし、左側のパネルで[Maven]をクリックします。このときしばらく時間がかかる場合がありますが、そのままお待ちください。[User Settings file]フィールドに入力されているファイルパスをメモし(図2)、この場所にsettings.xmlファイルが存在することを確認します。settings.xmlがない場合はapache-maven-2.0.8\confからファイルをコピーします。[OK]ボタンをクリックしてください。

図2 Mavenの設定:Eclipseで「Menu」→「Window」→「Preference」の順に選択し、左側のパネルで「Maven」をクリック
図2 Mavenの設定:Eclipseで「Menu」→「Window」→「Preference」の順に選択し、左側のパネルで「Maven」をクリック

 ここまで終われば、動的なWTPプロジェクトを作成し、M2プラグインを統合する作業にとりかかることができます。


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  • Raghuraman Ramaswamy(Raghuraman Ramaswamy)

    Xebia IT Architectsの上級コンサルタント。7年間のJ2EE開発経験がある。Sun認定Javaプログラマ、およびビジネスコンポーネントディベロッパの資格を持つ。

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