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Eclipse Web Tools PlatformとMavenの統合

WTPとMaven2を使ったアプリケーション開発例

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WTP内での手動調整

 ソースフォルダを更新した後、より確実に統合させるためにいくつか調整を加える必要があります。ナビゲータビューでプロジェクトを開き、.settings/org.eclipse.wst.common.componentファイルを編集します。必要に応じてエディタで[Source]タブを開き以下を操作します。

  • /WebContentを/src/main/webappに変更する
  • build/classesをtarget/classesに変更する

 以下のエントリを削除します。

<wb-resource deploy-path="/WEB-INF/classes" 
source-path="/src/test/java"/>
<wb-resource deploy-path="/WEB-INF/classes"
source-path="/src/test/resources"/>

 変更後のXMLは以下のようになります。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<project-modules id="moduleCoreId" project-version="1.5.0">
<wb-module deploy-name="sample1">
<wb-resource deploy-path="/" source-path="/src/main/webapp"/>
<wb-resource deploy-path="/WEB-INF/classes" 
source-path="/src/main/java"/>
<wb-resource deploy-path="/WEB-INF/classes"
source-path="/src/main/resources"/>
<property name="context-root" value="sample1"/> <property name="java-output-path" value="target/classes"/> </wb-module> </project-modules>

 変更後は必ず保存してください。

 /WebContentの下のMETA-INFフォルダとWEB-INFフォルダを、src/main/webappへ慎重に移動します。ナビゲータビューでWebContentフォルダとbuildフォルダを削除します。

J2EEモジュールの依存関係の設定

 プロジェクトを右クリックし、ポップアップメニューから[Properties]を選択して、プロジェクトのプロパティを表示します。左側のパネルで[J2EE Module Dependencies]を選択し、画面(図4)に表示されるチェックボックスをオンにして、maven2の依存関係をJ2EEモジュールの依存関係に関連付けます。その他のチェックボックスは無視してください。

図4 J2EEモジュールの依存関係: maven2の依存関係をJ2EEモジュールの依存関係に関連付ける
図4 J2EEモジュールの依存関係: maven2の依存関係をJ2EEモジュールの依存関係に関連付ける

 [Apply]ボタンをクリックすると、図4に表示されている警告が消えます。

 ここまでの手順を見直して、すべて正しく行われていることを確認してください。この時点で、Eclipseの[Problem]ビューに、sample1プロジェクトとtempForRefプロジェクトに関するエラーメッセージや警告は何も表示されていないはずです。次からはいよいよ開発作業に入ります。

次のページ
いよいよ開発作業へ

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japan.internet.com は、1999年9月にオープンした、日本初のネットビジネス専門ニュースサイト。月間2億以上のページビューを誇る米国 Jupitermedia Corporation (Nasdaq: JUPM) のニュースサイト internet.comEarthWeb.com からの最新記事を日本語に翻訳して掲載するとともに、日本独自のネットビジネス関連記事やレポートを配信。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Raghuraman Ramaswamy(Raghuraman Ramaswamy)

Xebia IT Architectsの上級コンサルタント。7年間のJ2EE開発経験がある。Sun認定Javaプログラマ、およびビジネスコンポーネントディベロッパの資格を持つ。

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