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はじめに
この記事では、Microsoft Visual Studio 2010 IDE Professional Editionの新しい機能のうち、特に私の興味を引いた注目すべき機能について紹介しようと思います。現在入手できるのはVisual Studio 2010および.NET Framework 4.0のベータ版のみですが、実際のリリース日は今年の第1四半期中になると考えられています。
.NET Framework 2.0、3.0、3.5、および4.0がサポートされていることは予想どおりです。ターゲットとする.NET Framework SDKは、プロジェクトを最初に作成するときに選択できます。
Microsoft Visual Studio 2010のベータ版はこちらからダウンロードできます。
外観の変更点
Microsoft Visual Studio 2010 IDEを初めて起動したとき、私はIDEのルックアンドフィールにとても驚かされました。実のところ、これがVisual Studioだと認識するまでには少し時間がかかったものです。スタイルは従来の色と形から全面的に変更されました。
率直に言って、文字の読みにくさが大幅に改善され、WPFベクトルベースの線や画像と同レベルの見やすさになりました。不要な線や傾斜はすべて削除されています。悪名高いVisual Studioアイコンも変更されました。下のスクリーンショットが十分な証拠になるでしょう。
Microsoft F#のサポート
Visual F#はMicrosoftが.NET Framework 4.0に導入した新しい言語で、Visual Studio 2010での開発に非常に適しています。Visual F#は、オブジェクト指向型プログラミングだけでなく、関数型プログラミングもサポートする言語です。
.NET Frameworkにはfsi.exeというツールが同梱されています。このツールを使用すると、F#コマンドをその場でコンパイルして実行できます。このツールを起動するには、Visual Studio 2010のコマンドプロンプトを開いて、「fsi」と入力してから[Enter]キーを押します。
以下にF#プログラムの例を示します。
//First look at F# // Learn more about F# at http://fsharp.net //Importing required libraries open System open System.Windows.Forms //instantiates a Form let form = new Form(); form.Width <- 200; form.Height <- 100; form.Text <- "First F# Program" let label = new Label() label.Text <- "This is a Label" form.Controls.Add(label) #if COMPILED [<STAThread>] do Application.Run(form) #endif
Visual Studio 2010では、F#プロジェクトの作成、ビルド、デバッグ、配置ができます。また、F#言語についての高度なインテリセンスサポートが用意されています。
図2に示すように、現在Visual F#で使用できるプロジェクトは3種類だけです(うち1つはSilverlight Libraryプロジェクト)。F#学習用のプロジェクトも含まれています。