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Azureのクラウド環境でDevOpsを実現する「Azure DevOps」入門

Azure Test Plansでテスト管理を始めよう

Azureのクラウド環境でDevOpsを実現する「Azure DevOps」入門 第8回

 これまでの連載では、Azure Boards、Azure Repos、Azure Pipelines、Azure Artifactsについて解説してきました。前回まではAzure ArtifactsとAzure Pipelinesの連携を紹介しました。今回は、Azure DevOpsの5つ目のサービスであるAzure Test Plansの概要と基本的な使い方を解説していきます。

対象読者

  • Microsoft Azureや他のクラウドサービスを利用している方
  • アジャイル開発を行っている方
  • DevOpsの一通りの流れを理解したい方
  • ソフトウェアテストの管理や品質向上に興味がある方

ソフトウェア開発におけるテストとは?

 Azure Test Plansの説明に入る前に、ソフトウェア開発におけるテストの基本概念を確認しておきましょう。

テストの種類と役割

 ソフトウェア開発では、品質を担保するためにさまざまなテストが実施されます。主なテストの種類は以下の通りです。

単体テスト(ユニットテスト)

 個別の関数やメソッドが正しく動作するかを検証します。自動化して実行するのが一般的です。

結合テスト(インテグレーションテスト)

 複数のコンポーネント間の連携が正しく動作するかを検証します。

手動テスト

 テスト担当者がアプリケーションを操作して検証するテストです。UIの使いやすさや視覚的な確認など、人間の判断が必要なテストに適しています。

探索的テスト

 テストケースを事前に定義せず、テスト担当者が自由に操作しながら問題を発見する手法です。第1回でも紹介したように、記述式テストとは異なり、システムの振る舞いに応じて次のテストを考えるアプローチです。

 単体テストや結合テストは自動化が中心ですが、手動テストや探索的テストは人間の判断力が不可欠です。Azure Test Plansは、主にこの手動テストと探索的テストの管理・実行を支援するサービスです。

DevOpsにおけるテスト管理の重要性

 DevOpsでは継続的にソフトウェアをリリースするため、テストも継続的に実施する必要があります。適切なテスト管理は以下の観点から重要です。

トレーサビリティの確保

 要件とテストケースを紐付けることで、すべての要件がテストでカバーされているかを追跡できます。

テスト進捗の可視化

 テストの進捗やカバレッジを可視化し、プロジェクト全体の品質状況を把握できます。

バグの追跡と管理

 テスト結果とバグを紐付け、問題の発見から修正までの流れを管理できます。

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Azure Test Plansとは?

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 秋葉 龍一(アキバ リュウイチ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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