Azure Test Plansとは?
Azure Test Plansは、Azure DevOpsのテスト管理サービスです。手動テスト、探索的テスト、自動テストなどを作成、管理、実行するためのサービスです。Webブラウザから操作でき、チーム全体でテスト状況をリアルタイムに共有することができます。
主な特徴
Azure Test Plansには以下の特徴があります。
(1)テスト計画の階層的な管理構造
テストを以下の階層構造で管理します。
- テストプラン:テストサイクル全体の管理単位
- テストスイート:関連するテストケースのグループ
- テストケース:個別のテスト項目(テストステップと期待結果を含む)
(2)手動テストの実行と結果記録
Web Runnerというブラウザベースの実行環境で手動テストを実行できます。各ステップごとにPass/Failを記録し、コメントやスクリーンショットも添付できます。
(3)探索的テストのサポート
Test & Feedbackブラウザ拡張機能で探索的テストを実施できます。スクリーンショットキャプチャ、画面録画、メモの追加が可能で、発見した問題から直接バグを作成できます。
(4)他のAzure DevOpsサービスとの連携
Azure Boardsとテストケースを紐付けてトレーサビリティを確保し、Azure Pipelinesの自動テスト結果を統合することも可能です。テスト進捗はダッシュボードで可視化できます。
プランの種類と料金
Azure Test Plansの利用には「Basic + Test Plans」アクセスレベルが必要です。他のサービスはBasicで利用可能ですが、Test Plansのみ上位のアクセスレベルが必要です。新規ユーザーは30日間の無料トライアルを利用できます。
Azure Test Plansを使ってみよう
ここからは実際にAzure Test Plansを使ってみましょう。以下の前提条件を確認してください。
- Azure DevOpsの組織とプロジェクトが作成済みであること(第1回参照)
- Webブラウザ(Chrome、Edgeなど)からAzure DevOpsにサインインできること
まず、アクセスレベルを変更します。Azure DevOpsの組織画面の左下にある「Organization Settings」を選択し、「Billing」にある「Basic + Test Plans」の「Start free trial」を選択してTest Plansの30日無料トライアルを有効化します。
続いて、「Users」から対象ユーザー右端にある「...」から「Change access level」を選択し、アクセスレベルを「Basic + Test Plans」に変更します。
変更が反映されると、プロジェクトの左側メニューに「Test Plans」が表示されます。
