――Zohoシリーズの具体的なサービス内容を教えてください
これらは典型的なオフィスツールです。Zoho WriterはMicrosoft社の「Word」に、Zoho Sheetは「Excel」に、Zoho Showは「PowerPoint」に相当します。他にも、Zoho Wiki(Wiki)、Zoho CRM(CRM)、Zoho Projects(プロジェクト管理)などがあります。CRMについては、SalesForce.comからの移行ユーザもいます。
Zoho Creatorも面白いツールで、オンラインでデータベースを作成するアプリケーションです。Zoho Plannerはオンラインのタスク管理ツール、Zoho Chatはオンラインのチャットサービスで他のZohoサービスに組み込まれています。Zoho MeetingはWebEXのようなWeb会議のサービスです。Zoho NotebookはMicrosoftの「OneNote」に相当します。
日本語化されているサービス一覧
- Zoho Chat - オンラインチャット
- Zoho Notebook - オンラインスクラップブック
- Zoho Planner - オンラインタスク管理
- Zoho Sheet - オンライン表計算
- Zoho Show - オンラインプレゼンテーション
- Zoho Wiki - オンラインWiki
- Zoho Writer - オンラインワードプロセッサ
- Zoho Creator - オンラインDBアプリケーション
- Zoho CRM - オンラインCRM
- Zoho Mail - オンラインメール
- Zoho Projects - オンラインプロジェクト管理
- Zoho Polls - オンライン投票運営
- Zoho Viewer - オンラインドキュメントビューア
Zoho Creatorを使用すると、プログラミングすることなく、ドラッグ&ドロップ操作で、入力フォームを持つデータベースを構築することができ、蓄えたデータを各種フォーマットでエクスポートしたり、Webサイトやブログに組み込んで利用したりすることができる。
また、VBライクな「Deluge」というプログラミング言語を利用してカスタマイズも可能。APIを利用して、サードパーティの開発者が自分のWebアプリケーションにZoho Creatorを組み込めるような環境を用意し、プラットフォームとなることを目指している。モバイル版も提供中。
――Google、SalesForceなど、競合サービスとの違いを教えてください
確かに、CRMのSalesForce.comや、Web会議のWebEX、プロジェクト管理のBasecampなど、私達と同じように中小企業をターゲットとした製品が数多くあります。大きな競合としては、GoogleやThinkFreeなどが挙げられます。
Googleドキュメントには、オンラインのワードプロセッサ、スプレッドシート、プレゼンテーションのツールがありますが、この分野で提供しているサービスは3つだけです。ThinkFreeも3つだけです。オンラインデータベースやCRM、Wiki、プロジェクト管理のツールはありません。
NetworkWorldやComputerworldによると、Googleと私達のサービスを比較した結果、機能面での広さと深さにおいて、私達のサービスの方が良い評価を得られた、とのことです。特に広さという面で私達は20のサービスを提供しており、競合他社より優位にあります。
Googleはブランドイメージを既に確立していますが、YouTubeやBlogger、Picasaの買収にも象徴されるように、必ずしもGoogle独自のサービスが一番優れているとは限りません。私達にも大きなチャンスがあると考えていますし、実際、オンラインオフィスの話になった時に、GoogleだけでなくZohoもあるという地位を少しずつ確立しつつあります。
Zohoには既に登録ユーザがワールドワイドで90万人います。ThinkFreeはJavaアプレットをベースにしたアプリケーションのため、動きが重く、パフォーマンスはあまりよくありません。また、繰り返しになりますが、彼らは3つのサービスしか提供しておらず、広い範囲でのサービス(Full Spectrum)を持っていません。
――日本市場についてはどうお考えでしょうか
私達は日本市場にZohoを広めるため、積極的に活動しています。
日本市場への投入を開始してから約1年ですが、日本向けにローカライズしたバージョンも既に提供していますし、すべてのサービスの日本語版を提供していく予定です。現在、14のサービスを日本語化しました。また、日本語のサービスを利用し始めている日本の顧客もいて、サービスをより成熟させる段階に来ています。
アメリカでは、TechCrunchなど、たくさんのブロガーに、Zohoの新サービスやアップデートなどの情報を提供していますし、マスメディアとも良い関係を保っています。同様に、日本でもZohoを広めるためのブランディング活動を行っていく予定です。日本市場におけるキーベンダーともすでにコンタクトをとっています。Writer、Sheet、Creatorなどのように主要なサービスは成熟してきており、ローカライズも着々と進み、市場投入への準備が整ってきています。
