CodeZine(コードジン)

特集ページ一覧

多彩なオンラインサービスを提供するオフィススイート「Zoho」の背景に迫る

Zohoプロダクトマネージャーに聞く、Zohoシリーズの魅力とは

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2008/06/18 14:45

目次

――Zohoシリーズの具体的なサービス内容を教えてください

 これらは典型的なオフィスツールです。Zoho WriterはMicrosoft社の「Word」に、Zoho Sheetは「Excel」に、Zoho Showは「PowerPoint」に相当します。他にも、Zoho Wiki(Wiki)、Zoho CRM(CRM)、Zoho Projects(プロジェクト管理)などがあります。CRMについては、SalesForce.comからの移行ユーザもいます。

 Zoho Creatorも面白いツールで、オンラインでデータベースを作成するアプリケーションです。Zoho Plannerはオンラインのタスク管理ツール、Zoho Chatはオンラインのチャットサービスで他のZohoサービスに組み込まれています。Zoho MeetingWebEXのようなWeb会議のサービスです。Zoho NotebookはMicrosoftの「OneNote」に相当します。

日本語化されているサービス一覧
  • Zoho Chat - オンラインチャット
  •  
  • Zoho Notebook - オンラインスクラップブック
  •  
  • Zoho Planner - オンラインタスク管理
  •  
  • Zoho Sheet - オンライン表計算
  •  
  • Zoho Show - オンラインプレゼンテーション
  •  
  • Zoho Wiki - オンラインWiki
  •  
  • Zoho Writer - オンラインワードプロセッサ
  •  
  • Zoho Creator - オンラインDBアプリケーション
  •  
  • Zoho CRM - オンラインCRM
  •  
  • Zoho Mail - オンラインメール
  •  
  • Zoho Projects - オンラインプロジェクト管理
  •  
  • Zoho Polls - オンライン投票運営
  •  
  • Zoho Viewer - オンラインドキュメントビューア
オンラインDBアプリケーション「Zoho Creator」
 Zohoの特徴的なサービスの一つに、「Zoho Creator」がある。一言でいうと、オンラインで使えるデータベースアプリケーションの構築サービス。
Zoho Creatorを使用すると、プログラミングすることなく、ドラッグ&ドロップ操作で、入力フォームを持つデータベースを構築することができ、蓄えたデータを各種フォーマットでエクスポートしたり、Webサイトやブログに組み込んで利用したりすることができる。
また、VBライクな「Deluge」というプログラミング言語を利用してカスタマイズも可能。APIを利用して、サードパーティの開発者が自分のWebアプリケーションにZoho Creatorを組み込めるような環境を用意し、プラットフォームとなることを目指している。モバイル版も提供中。

――Google、SalesForceなど、競合サービスとの違いを教えてください

 確かに、CRMのSalesForce.comや、Web会議のWebEX、プロジェクト管理のBasecampなど、私達と同じように中小企業をターゲットとした製品が数多くあります。大きな競合としては、GoogleThinkFreeなどが挙げられます。

 Googleドキュメントには、オンラインのワードプロセッサ、スプレッドシート、プレゼンテーションのツールがありますが、この分野で提供しているサービスは3つだけです。ThinkFreeも3つだけです。オンラインデータベースやCRM、Wiki、プロジェクト管理のツールはありません。

 NetworkWorldComputerworldによると、Googleと私達のサービスを比較した結果、機能面での広さと深さにおいて、私達のサービスの方が良い評価を得られた、とのことです。特に広さという面で私達は20のサービスを提供しており、競合他社より優位にあります。

 Googleはブランドイメージを既に確立していますが、YouTubeやBlogger、Picasaの買収にも象徴されるように、必ずしもGoogle独自のサービスが一番優れているとは限りません。私達にも大きなチャンスがあると考えていますし、実際、オンラインオフィスの話になった時に、GoogleだけでなくZohoもあるという地位を少しずつ確立しつつあります。

 Zohoには既に登録ユーザがワールドワイドで90万人います。ThinkFreeはJavaアプレットをベースにしたアプリケーションのため、動きが重く、パフォーマンスはあまりよくありません。また、繰り返しになりますが、彼らは3つのサービスしか提供しておらず、広い範囲でのサービス(Full Spectrum)を持っていません。

――日本市場についてはどうお考えでしょうか

 私達は日本市場にZohoを広めるため、積極的に活動しています。

 日本市場への投入を開始してから約1年ですが、日本向けにローカライズしたバージョンも既に提供していますし、すべてのサービスの日本語版を提供していく予定です。現在、14のサービスを日本語化しました。また、日本語のサービスを利用し始めている日本の顧客もいて、サービスをより成熟させる段階に来ています。

 アメリカでは、TechCrunchなど、たくさんのブロガーに、Zohoの新サービスやアップデートなどの情報を提供していますし、マスメディアとも良い関係を保っています。同様に、日本でもZohoを広めるためのブランディング活動を行っていく予定です。日本市場におけるキーベンダーともすでにコンタクトをとっています。Writer、Sheet、Creatorなどのように主要なサービスは成熟してきており、ローカライズも着々と進み、市場投入への準備が整ってきています。


  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バックナンバー

連載:話題のあの人にインタビュー!

もっと読む

著者プロフィール

  • 斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

    メディア編集部 メディア1(CodeZine/EdTechZine/ProductZine)編集統括 兼 EdTechZine/ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開...

あなたにオススメ

All contents copyright © 2005-2021 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5