テレビ番組『ウチのガヤ』出演! プログラマー芸人、ジンバでやんす!
──自己紹介をお願いします。
ジンバさん(以下、ジンバ):プログラマー芸人のジンバ(@jimbaowarai)です。普段は受託開発の会社でエンジニアとして働きながら、コンシューマ向けアプリやWebサイト、会員システムなどのプログラミングを行っています。エンジニア歴はまだ2年目ですが、将来的には設計にも関わってみたいと思っています。
芸人としての活動は、月に6回ほど出演する週末のライブが中心です。平日の夜も芸人仲間からお誘いがあればライブに出ます。しかし最近は、ネタに使うアプリ開発に時間が掛かるので、「ちょっと勘弁してくださいよぉ」って思うこともあります(笑)
──初のテレビ出演となった『ウチのガヤがすみません!』で自作ゲームを披露されたそうですが、どのようなゲームですか?
ジンバ:番組の司会を務めるヒロミさん、フットボールアワーの後藤輝基さん、そしてゲストの「Aぇ! group」から草間リチャード敬太さんがキャラクターとして登場する格闘ゲームを作成しました。『ウチのガヤがすみません!』は、特技を持った芸人がたくさん出演して、その特技を活かして視聴者のみなさんを楽しませる番組です。僕は「実はゲームが作れます!」という特技をアピールして、初のテレビ出演を勝ち取りました!
ゲームに登場するキャラクターのデザインは、ただビジュアルを出演者に似せるだけではなく、その人の人柄も反映しています。例えばヒロミさんはDIYが得意なので、必殺技では工具を投げてもらうことにして、後藤さんはキレキレのツッコミを再現しました。
番組の最後にはAぇ! groupのメンバーからお墨付きの称号をいただき、さらにAぇ! groupファンの方々からもSNSで「自分の推しが出てくるゲームを作ってくれてありがとうございます!」と熱狂的な反響をいただいたので、嬉しかったです。
──ゲーム開発の技術スタックについて教えてください。
ジンバ:ゲームエンジンのUnityを使用しました。格闘ゲームのベースには既存のパッケージを利用しましたが、それを自分でアレンジしてカスタマイズするのはけっこう大変なんですよ。一度完成しているパッケージとはいえ、正直、バグもあったし.....!
──それは大変ですね......。開発はどのように進めたのですか?
ジンバ:番組スタッフさんの意見を取り入れながら、2週間半ぐらいかけて自分ひとりで開発を進めました。
番組出演のオーディションの時点では「こういうキャラクターを使った格闘ゲームを作れます」と、モデル人間が殴り合っているだけの、そこまで完成度が高くない状態で持って行ったんです。有名人が殴り合うなんて現実じゃありえないから、みんな笑ってくれるかなと思って。スタッフの方がこのアイデアに可能性を感じてくださって、出演が決まりました。
本格的に開発を始めてからも、スタッフの方にはたくさんのアドバイスをいただきました。スタッフはどんな魅せ方をすれば、テレビの向こう側にいる人が喜んでくれるかをよく知っています。最初のアイデアと実装はすべて僕が担当していますが、テレビで映ったときにもっと面白くするためのポイントは、スタッフの方々と一緒に考えました。