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Oracleの階層問い合わせ

Oracleの階層問い合わせ(3)
(connect_by_IsLeaf,connect_by_root)

connect_by_IsLeaf,connect_by_rootを使ったOracleの階層問い合わせ3

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 Oracleの階層問い合わせについて、基本事項から使用例まで、SQLのイメージを交えて解説します。本稿では、connect_by_IsLeaf疑似列、connect_by_root演算子、prior演算子を扱います。

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はじめに

 Oracleの階層問い合わせについて、基本事項から使用例まで、SQLのイメージを交えて解説します。本稿では、connect_by_IsLeaf疑似列、connect_by_root演算子、prior演算子を扱います。

対象読者

  • Oracleの階層問い合わせを使いたい方
  • OracleのSQLの理解を深めたい方

必要な環境

 本稿で扱うSQLは、Oracle 10.2.0.1.0で動作確認しました。

1. connect_by_IsLeaf疑似列

 connect_by_IsLeaf疑似列は、そのノードが木の葉であれば1、木の葉でなければ0となります。サンプルを見てみましょう。

IsLeafT
ID OyaID
1 null
2 1
3 2
4 1
5 4
6 4
7 1
10 null
20 null
21 20
22 21
connect_by_IsLeafの使用例
select ID,OyaID,Level,connect_by_IsLeaf as isLeaf,
sys_connect_by_path(to_char(ID),',') as path
  from IsLeafT
start with OyaID is null
connect by prior ID = OyaID;
出力結果
ID OyaID Level isLeaf path
1 null 1 0 ,1
2 1 2 0 ,1,2
3 2 3 1 ,1,2,3
4 1 2 0 ,1,4
5 4 3 1 ,1,4,5
6 4 3 1 ,1,4,6
7 1 2 1 ,1,7
10 null 1 1 ,10
20 null 1 0 ,20
21 20 2 0 ,20,21
22 21 3 1 ,20,21,22

 connect_by_IsLeaf疑似列のイメージは、下記となります。木ごとに区切る赤線をイメージして、葉であるノードに緑色を塗ってます。

connect_by_IsLeaf擬似列のイメージ
connect_by_IsLeaf擬似列のイメージ

 connect_by_IsLeaf疑似列の使用例としては、下記のSQLのように、where句で、connect_by_IsLeaf = 1を指定して、木の葉である行のみを取得することが多いです。

木の葉である行のみを取得
select ID,OyaID,Level,sys_connect_by_path(to_char(ID),',') as path
  from IsLeafT
 where connect_by_IsLeaf = 1
start with OyaID is null
connect by prior ID = OyaID;
出力結果
ID OyaID Level path
3 2 3 ,1,2,3
5 4 3 ,1,4,5
6 4 3 ,1,4,6
7 1 2 ,1,7
10 null 1 ,10
22 21 3 ,20,21,22

次のページ
2. connect_by_root演算子

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この記事の著者

山岸 賢治(ヤマギシ ケンジ)

趣味が競技プログラミングなWebエンジニアで、OracleSQLパズルの運営者。AtCoderの最高レーティングは1204(水色)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/2696 2009/09/28 14:00

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