6月18日(日本時間)に「爆速」をうたって正式リリースされたFirefox 3.0のリリースパーティが、26日午後6時からグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールにて、Mozilla Japanの主催で開催された。
会場にはFirefoxのリリースを待ちに待ったユーザーや関係者らが集まり、来日中のMozilla Corporationジョン・リリーCEOの乾杯の音頭で、Mozillaソースコード公開から10年目の成果とFirefoxの新しい門出を祝った。Firefox 3のダウンロードと連動したメディアアート作品「灯の音(ともしびのね)」が展示され、山手線トレインチャンネルでも放送されたCMムービー「今度のキツネは爆速だぜ!!」や、米Mozilla開発者からのビデオレターの上映なども行われた。
また、現在のFirefoxのベースとなったNetscape Communicator 5.0のソースコードが「Mozilla」の名前でオープンソース公開された1998年から、今年でちょうど10年目になることから、10年前に当時のMozillaもダウンロードしていたユーザーがステージに集められ、大きな誕生ケーキのロウソクを吹き消して祝福した。Firefoxの次期バージョン3.1のコードネームに「SHIRETOKO(知床)」が選ばれたこともあり、日本でいっそうのシェア拡大を期待させるイベントとなった。
メディアアート「灯の音(ともしびのね)」
Firefoxダウンロードキャンペーン「Firefox 3 の灯」と連動した作品で、ウェブサイトでは日本地図上のダウンロードされた地点に灯が点るというコンセプトだが、この作品ではサウンドでも表現され、またトリガーとなる走査線と日本地図をインタラクティブに操作することができる。Firefox 3がダウンロードされた瞬間には光と音の爆発で包まれた。
2007年12月に開催された「GET Firefox ビデオアワード」でグランプリを受賞したユニット「パンタグラフ」にFirefox 3のCM作品が依頼された。ステージでパンタグラフのみなさんは「知らないひとにロゴと名前だけを覚えてもらうことを第一に心がけた」と制作コンセプトなどを語った。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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