米国時間の1日、Python 2.6がリリースされた。主な新機能は、JSONのエンコード/でコードを行うライブラリ「json」の標準追加や、マルチプロセス用ライブラリ「multiprocessing」の追加等。
米国時間の1日、Python 2.6がリリースされた。
2.6の主なテーマは、次のメジャーバージョンアップとなるPython 3.0への移行準備。既存バージョンのコードと、3.0の新機能や文法を共存させることが可能となっている。2.x系で3.0以降の機能を利用するには、future_builtinsライブラリのインポートが必要。スクリプト実行時に-3スイッチを指定することで、3.0以降で互換性がなくなる機能を警告させることもできる。
主な新機能として、JSONのエンコード/デコードを行うライブラリ「json」が標準で追加された他、子プロセスとのデータ共有・管理を行うマルチプロセス用ライブラリ「multiprocessing」が追加。ブロックの実行に標準の例外処理を適用するwithステートメント利用時の、__future__のインポート記述も不要になっている。
2.6と3.0の開発サイクルは同期しており、アルファ版からベータ版まで同日にリリースされてきた。3.0最終版のリリースは、最短で年内が予定されている。
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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