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作りながら学ぶJavaアプリケーションフレームワーク

Struts 2入門(4)~インターセプターという仕組み~

作りながら学ぶJavaアプリケーションフレームワーク

ログイン認証のインターセプター

 今度は、もう少し実用性のあるインターセプターを作ってみることにします。Webアプリケーションでおなじみの「ログイン認証」を実現するインタセプターです。

ログイン認証のフロー

 前回までのサンプルアプリケーションに、かんたんなログイン認証機能を追加してみます。サンプルアプリケーションは、次の図のように、index.jspでメニューを表示して、リンクから各Actionに遷移するようになっています。

図2 index.jspのメニュー表示
図2 index.jspのメニュー表示

 このActionに移動するところで、ログインの認証画面を追加します。ログイン画面で、ユーザーIDとパスワードを入力し、OKならメニューに戻ります。ログイン情報は、セッションに保存しておき、次のメニューからの遷移ではログイン画面を表示しないようにします。

図3 ログイン認証表示
図3 ログイン認証表示

 ログイン認証の処理を、Loginインターセプターとして実装します。Loginインターセプターの処理フローは、次の図のようになります。

図4 Loginインターセプターの処理フロー図
図4 Loginインターセプターの処理フロー図

 サーバ上の、アプリケーション全体のファイル構成は次のようになります。part1~part3のフォルダにあるファイルに変更はありません。

 <ContextRoot>
 ├ /WEB-INF
 │ ├ /classes
 │ │ ├ /part1
 │ │ ├ /part2
 │ │ ├ /part3
 │ │ ├ /part4
 │ │ │ ├ SimpleInterceptor.class(追加)
 │ │ │ ├ LoginInterceptor.class(追加)
 │ │ │ └ Login.class(追加)
 │ │ └ struts.xml(更新)
 │ ├ /lib
 │ └ web.xml(変更なし)
 ├ /part2
 ├ /part3
 ├ /part4
 │ └ login.jsp(追加)
 └ index.jsp(変更なし)

 以下が、追加・変更するソース・設定ファイルです。順に説明していくことにしましょう。

  • struts.xml
  • LoginInterceptor.java(ログイン処理のインターセプター)
  • Login.java(ログインActionクラス)
  • login.jsp(ログイン画面)

 なお、ログインActionクラスのLogin.java(Login.class)は図にないファイルですが、これは、ログイン画面からsubmitされるActionクラスです。ただ、ログイン処理は、すべてLoginインターセプターで行いますので、Loginインターセプターを起動するためだけの、ダミーのActionクラスです。

struts.xml

 struts.xmlには、次の定義を追加します。

[リスト7]struts.xml(追加)
<interceptors>
    <!-- interceptorの定義 -->
    <interceptor name="simple" class="part4.SimpleInterceptor"/>

    <!-- interceptorの定義 -->
    <interceptor name="login" class="part4.LoginInterceptor" />

    <!-- interceptorをグルーピング -->
    <interceptor-stack name="myDefaultStack">
        <!-- 呼び出したい順にinterceptorを記述する -->
        <interceptor-ref name="simple" />
        <interceptor-ref name="login" />
        <interceptor-ref name="defaultStack" />
    </interceptor-stack>
</interceptors>

<!-- デフォルトinterceptorを再定義 -->
<default-interceptor-ref name="myDefaultStack"/>

<global-results>
    <result name="login">/part4/login.jsp</result>
    <result name="login-success">/index.jsp</result>
</global-results>

<action name="Login" class="part4.Login">
    <result name="success">/index.jsp</result>
</action>

 <interceptor>タグで、LoginInterceptorクラスをloginという名前で定義しています。そして、このインターセプターと、先ほどのSimpleInterceptor、およびdefaultStackをまとめて、myDefaultStackというインターセプターグループにします。

 <default-interceptor-ref>タグでは、上記のグループを、デフォルトのインターセプターとして再定義しています。

 <global-results>タグは、文字通り、すべてのActionクラスの結果を受けることができます。通常は、個別のActionごとに、結果コードの表示先を指定しますが、<global-results>タグにより、すべてのActionクラスの結果を共有したViewを設定できます。

 ここでは、未ログインのときの結果コード「login」でログイン画面の呼び出し、ログイン認証が完了したときの結果コード「login-success」で、index.jspを呼び出すようにしています。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 高江 賢(タカエ ケン)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/3264 2008/11/27 14:00

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