ログイン認証のインターセプター
今度は、もう少し実用性のあるインターセプターを作ってみることにします。Webアプリケーションでおなじみの「ログイン認証」を実現するインタセプターです。
ログイン認証のフロー
前回までのサンプルアプリケーションに、かんたんなログイン認証機能を追加してみます。サンプルアプリケーションは、次の図のように、index.jspでメニューを表示して、リンクから各Actionに遷移するようになっています。

このActionに移動するところで、ログインの認証画面を追加します。ログイン画面で、ユーザーIDとパスワードを入力し、OKならメニューに戻ります。ログイン情報は、セッションに保存しておき、次のメニューからの遷移ではログイン画面を表示しないようにします。

ログイン認証の処理を、Loginインターセプターとして実装します。Loginインターセプターの処理フローは、次の図のようになります。
サーバ上の、アプリケーション全体のファイル構成は次のようになります。part1~part3のフォルダにあるファイルに変更はありません。
<ContextRoot> ├ /WEB-INF │ ├ /classes │ │ ├ /part1 │ │ ├ /part2 │ │ ├ /part3 │ │ ├ /part4 │ │ │ ├ SimpleInterceptor.class(追加) │ │ │ ├ LoginInterceptor.class(追加) │ │ │ └ Login.class(追加) │ │ └ struts.xml(更新) │ ├ /lib │ └ web.xml(変更なし) ├ /part2 ├ /part3 ├ /part4 │ └ login.jsp(追加) └ index.jsp(変更なし)
以下が、追加・変更するソース・設定ファイルです。順に説明していくことにしましょう。
- struts.xml
- LoginInterceptor.java(ログイン処理のインターセプター)
- Login.java(ログインActionクラス)
- login.jsp(ログイン画面)
なお、ログインActionクラスのLogin.java(Login.class)は図にないファイルですが、これは、ログイン画面からsubmitされるActionクラスです。ただ、ログイン処理は、すべてLoginインターセプターで行いますので、Loginインターセプターを起動するためだけの、ダミーのActionクラスです。
struts.xml
struts.xmlには、次の定義を追加します。
<interceptors>
<!-- interceptorの定義 -->
<interceptor name="simple" class="part4.SimpleInterceptor"/>
<!-- interceptorの定義 -->
<interceptor name="login" class="part4.LoginInterceptor" />
<!-- interceptorをグルーピング -->
<interceptor-stack name="myDefaultStack">
<!-- 呼び出したい順にinterceptorを記述する -->
<interceptor-ref name="simple" />
<interceptor-ref name="login" />
<interceptor-ref name="defaultStack" />
</interceptor-stack>
</interceptors>
<!-- デフォルトinterceptorを再定義 -->
<default-interceptor-ref name="myDefaultStack"/>
<global-results>
<result name="login">/part4/login.jsp</result>
<result name="login-success">/index.jsp</result>
</global-results>
<action name="Login" class="part4.Login">
<result name="success">/index.jsp</result>
</action>
<interceptor>タグで、LoginInterceptorクラスをloginという名前で定義しています。そして、このインターセプターと、先ほどのSimpleInterceptor、およびdefaultStackをまとめて、myDefaultStackというインターセプターグループにします。
<default-interceptor-ref>タグでは、上記のグループを、デフォルトのインターセプターとして再定義しています。
<global-results>タグは、文字通り、すべてのActionクラスの結果を受けることができます。通常は、個別のActionごとに、結果コードの表示先を指定しますが、<global-results>タグにより、すべてのActionクラスの結果を共有したViewを設定できます。
ここでは、未ログインのときの結果コード「login」でログイン画面の呼び出し、ログイン認証が完了したときの結果コード「login-success」で、index.jspを呼び出すようにしています。

