Adobeは17日、サンフランシスコで開催中の「ADOBE MAX 2008」において、次期Adobe Flashプラットフォームの概要を発表した。
Adobeは17日、サンフランシスコで開催中の「Adobe MAX 2008」において、次期Adobe Flashプラットフォームの概要を発表した。
今回、新しくAdobe Flashプラットフォームに追加されたのは、「Thermo」というコードネームで開発が進められていたデザインツール「Adobe Flash Catalyst」。このツールにより、コーディングすることなくアプリケーションのユーザーインターフェイスやインタラクティブなコンテンツを迅速に開発することが可能になる。Adobe Creative Suite 4で制作したアートワークの品質を落とすことなくインポートし、ボタンやスクロールバー、入力フィールドなどのダイナミックコンポーネントに変換したり、完成したプロジェクトをFlash PlayerやAdobe AIRへ直接書き出すことができる。
また、次期バージョンのFlex Builder(コードネーム「Gumbo」)のプレビュー版の配布も開始された。Adobe Open Sourceより無償でダウンロードすることができる。プレビュー版では、データを中心としてリッチインターネットアプリケーションを開発する機能が搭載されたほか、Flash Catalystとの組み合わせによるデザインと開発のワークフローを改善、デバッガ、プロファイラ、コードエディタなど中核機能の強化などが行われている。
なお、AdobeはFlash Catalystの評価版をAdobe MAX 2008参加者に対して配布。一般向けのパブリックベータ版は、2009年上旬を目標に提供が開始される予定となっている。
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