マイコンを組み立てる
ターゲットコンピュータ
組込み開発はターゲットのコンピュータがあってナンボのものです。いくら開発環境を整えたところで、肝心の開発ターゲットが無ければ意味がありません。
今回はターゲットマイコンの組み立てから動作確認までを解説していきます。
mini EZ-ARM
今回選んだARMのボードは、オプティマイズより販売されているmini EZ-ARMです。マイコンの型番は、NXP社のLPC2138になります。LPC2138はもともと、オランダのフィリップ社で開発されましたが、フィリップ社の半導体部門の買収によりNXPになりました。
- CPUコア ARM7TDMI-S
- クロックスピード 60MHz
- FlashROM 512KB
- RAM 32KB
- シリアル UART(16C550)×2、I2C、SPI/SSP
- タイマ 32bit×4
- GPIO 47
入手方法
mini EZ-ARMはオプティマイズ(http://optimize.ath.cx/)のウェブショップからも買えますが、秋葉原のITプラザ(http://www.itplaza.co.jp/)でも入手できます。
今回はキットの組み立て方法を説明しますが、完成品を入手することも可能です。組み立てに自信の無い人や興味の無い人は完成品の購入をお勧めします。
さて、準備が整ったら早速組み立てに挑戦しましょう。手順は次の6つです。以降順を追って解説していきます。
- パーツの確認
- 背の低い部品のハンダ付け
- 表面実装部品のハンダ付け
- リード部品の取り付け
- コネクタ(ピンヘッダ)の取り付け
- JTAGインターフェースとの接続