動作確認の流れ
部品キットではなく完成基板を購入した場合は、販売元で出荷時の検査を済ませているのでEZ-ARM miniターゲットボードの単体での動作は問題ないと思われます。
問題は、USB2232の基板とアダプタボードを組み合わせた時に生じる不具合です。不具合の切り分けをどのように行うかが問題になります。今回はすべてのハードウェアを接続後に、OpenOCDを起動してテストプログラムをEZ-ARM miniターゲットボードにフラッシュして、挙動を確認することでシステムの動作確認とします。
なぜテストプログラムを使うのか
自作ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたシステムの動作確認は非常に骨が折れます。ハードウェアが悪いのか? ソフトウェアが悪いのか? あるいは両方なのか? かがわからないからです。
また、初めて設定を行うシステムではオペレーションミスも考えられます。どれかに動作実績があれば、問題の切り分けに役立ちます。
使用するテストプログラム
今回使用するテストプログラムはこちらのサイト(http://www.teamknox.com/RoboShellTools/lpc2138_blink.zip)から入手してください。
このテストプログラムがうまく動作すれば、フラッシュ後、LEDがゆっくり点滅し、その後早く点滅します。