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Eclipse 3.4からはじめるIDE入門

Eclipse 3.4でのバーション管理方法(Subversion編) ~Eclipse 3.4入門~

第6回(Subversion編)


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ダウンロード サンプルソース (10.9 KB)

Subversionクライアント対応プラグインのダウンロード、インストール

 Eclipse 3.4をSubversionクライアントにするには対応するプラグインをインストールする必要があります。今回はeclipse.orgで開発されている「Subversive」と、polarion.orgが配布している「SVN Connecters」「SVNKit」を用いることにします。

Subversiveプラグインのインストール

 どちらのプラグインも更新マネージャに対応しており「サイトの追加(A)」で指定するURLは「http://download.eclipse.org/technology/subversive/0.7/update-site/」と「http://www.polarion.org/projects/subversive/download/eclipse/2.0/update-site/」です。下記の手順でインストールできます。

図07:[ヘルプ(H)]-[ソフトウェア更新...]を選択し[使用可能なソフトウェア]タブで[サイトの追加]ボタンをクリックして最初のURLを指定
図:[ヘルプ(H)]-[ソフトウェア更新...]を選択し[使用可能なソフトウェア]タブで[サイトの追加]ボタンをクリックして最初のURLを指定
図08:再度[サイトの追加]ボタンをクリックして次のURLを指定
図:再度[サイトの追加]ボタンをクリックして次のURLを指定

 「フィルター入力」に「svn」と入力すると「Subversive Site」と「SVN Connecters Site」の関連プラグインのみが表示されます。下記の4つのプラグインにチェックをして、[インストール]をクリックします。

  • Subversive SVN Term Provider
  • Subversive SVN Term Provider Localization
  • Subversive SVN Connecters
  • SVNKit 1.2.2 Inplementation
図09:4つのプラグインをチェックして[インストール]ボタンをクリック
図:4つのプラグインをチェックして[インストール]ボタンをクリック

 「インストール」ダイアログが表示されるので、確認し[終了]をクリックします。

図10:[終了]ボタンをクリック
図:[終了]ボタンをクリック

 インストールが終了すると、Eclipseの再始動を求めるウィンドウが表示されるので[はい]ボタンをクリックして、Eclipseを再起動します。

サーバ情報の設定(Subversionリポジトリロケーションの追加)

 EclipseをSubversionクライアントとして用いるために、Subversionサーバの情報を設定する必要があります。リソース管理場所を「リポジトリ」と呼び、この作業を「Subversionリポジトリロケーションの追加」と言います。

 まず、パースペクティブをSVNリポジトリー・エクスプローラーに切り替えます。メニューの[ウィンドウ(W)]-[パースペクティブを開く(O)]-[その他(O)]を実行して「パースペクティブを開く」ダイヤログを表示します。「SVNリポジトリー・エクスプローラー」を選択して[OK]をクリックします。

図11:「SVNリポジトリー・エクスプローラー」を選択して[OK]をクリック
図2:「SVNリポジトリー・エクスプローラー」を選択して[OK]をクリック

 パースペクティブがSVNリポジトリー・エクスプローラーに切り替わりるので、SVNサーバ情報を設定します。[New Repository Location(リポジトリの追加)]ボタンをクリックするか、SVNリポジトリビューを右クリックして[NEW]-[Repository Location]を実行します。

図12:ビューを右クリックして[NEW]-[Repository Location]を実行
図:ビューを右クリックして[NEW]-[Repository Location]を実行

 「Enter Repository Location Information(リポジトリロケーション情報入力)」画面が表示されるので「URL」にSubversionサーバのURLを入力します(今回は「http://localhost:8181/svn/hellosvn」)。そして「User」と「Password」(今回はWindowsのユーザ名とパスワード)を入力して[終了]をクリックします。

図13:「URL」「User」「Password」を入力して[終了]をクリック
図:「URL」「User」「Password」を入力して「終了」をクリック

 SVNサーバへの接続に成功すると、SVNリポジトリーにリポジトリーロケーションが表示されます。ロケーションを開くと、デフォルト構造が確認できます。これでSVNクライアント機能が利用可能になりました。ウインドウ右上のパースペクティブ切替ボタンをクリックしてJavaパースペクティブに戻ります。

図14:SVNサーバへの接続に成功したので、ロケーションを開くと、デフォルト構造が確認できる
図:SVNサーバへの接続に成功したので、ロケーションを開くと、デフォルト構造が確認できる

次のページ
Subversionサーバを用いたプロジェクト共用(バージョン管理)

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平野正喜@ランドッグ・オーグ(ヒラノマサキ)

フリーのIT系執筆者&講使(※)の「ランドッグのマウ」こと平野正喜(HIRANO Masaki)です。【略歴】 1962年札幌市生まれ。今で言うIT企業のシステムエンジニア、プロジェクトリーダー、システムコンサルタント、採用担当などを経て独立し、2002年11月にランドッグ・オーグ平野正喜事務所(h...

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