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Eclipse 3.4からはじめるIDE入門

Eclipse 3.4でのバーション管理方法(Subversion編) ~Eclipse 3.4入門~

第6回(Subversion編)


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ローカルSubversionサーバの利用

 EclipseをSubversionクライアントとして、ローカルのSubversionサーバを利用する方法を説明します。SubversionはCVSを高機能化したバージョン管理システムであり、CVSを置き換える存在になるとも言われています。

Subversionサーバ「VisualSVN Server」のインストール

 EclipseのSubversionクライアント機能を試すために、今回は一例としてフリーで利用できるSubversionサーバ「VisualSVN Server」のダウンロード、インストール、最低限の設定方法を説明します。

ダウンロード

 VisualSVN ServerはVisualSVNが配布しています。Webブラウザから「VisualSVN Server | Subversion Server for Windows」にアクセスしてください。ページ右側の[Download now!]をクリックします。

図01:[Download now!]をクリック
図:「Download now!」をクリック

 「Download VisualSVN Server」のページが表示されるので[Download]をクリックすると「VisualSVN-Server-1.6.3.msi」をダウンロードできます。適当なフォルダに保存します。

図02:[Download]をクリック
図:「Download」をクリック

インストール

 ダウンロードが終わったら、MSIファイルを実行しインストールします。インストール画面で[Next]をクリックすると、ライセンス同意(License Agreement)の画面が表示されるので[I accept ...]を選択し、「Next」をクリックします。

図03:[I accept ...]を選択して[Next]をクリック
図:「I accept ...」を選択して「Next」をクリック

 次に図32のようなカスタムセットアップ画面が表示されます。今回はもっとも簡単に接続できるよう、「暗号化なし」で「Windowsの認証を利用した接続」にします。[Use secure connection]のチェックをオフにして、Server Portに「8181」を設定します(8080のままだとTomcatと衝突します)。そして[Use Windows authentication]を選択してから[next]をクリックします。

図04:「Use secure connection」のチェックをオフにし、Server Portに「8181」を設定。[Use Windows authentication]を選択して[next]をクリック
図:「Use secure connection」のチェックをオフにしServer Portに「8181」を設定し「Use Windows authentication」を選択して「next」をクリック

 [Install]をクリックするとインストールが始まります。終了後[Finish]をクリックすると管理画面「VisualSVN Server Manager」が起動するので設定を行います。

インストール後の設定

 今回はユーザ認証にWindowsの認証を利用するようにインストールしているので、設定作業はリポジトリの作成のみです。「Repositories」を右クリックして[Create New Repository...]を実行します。

図05:「Repositories」を右クリックして[Create New Repository...]を実行
図:「Repositories」を右クリックして「Create New Repository...」を実行

 「Create New Repository」ダイアログが表示されるので、リポジトリ名を指定します(今回は「hellosvn」)。そして[Create default structure(デフォルト構造の作成)]のチェックをオンにして[OK]をクリックします。

図06:リポジトリ名を指定し[Create default structure]のチェックをオンにして[OK]をクリック
図:リポジトリ名を指定し「Create default structure」のチェックをオンにして「OK」をクリック

 以上で最低限の設定は完了です。なお、サービスは自動的に立ち上がっており、設定画面から停止・再起動することができます。

次のページ
Subversionクライアント対応プラグインのダウンロード、インストール

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平野正喜@ランドッグ・オーグ(ヒラノマサキ)

フリーのIT系執筆者&講使(※)の「ランドッグのマウ」こと平野正喜(HIRANO Masaki)です。【略歴】 1962年札幌市生まれ。今で言うIT企業のシステムエンジニア、プロジェクトリーダー、システムコンサルタント、採用担当などを経て独立し、2002年11月にランドッグ・オーグ平野正喜事務所(h...

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