ノルウェーのOpera Softwareは23日(現地時間)、Webブラウザ「Opera 10.10」をリリースした。ブラウザを介してデバイス間で直接通信する新しいファイル共有技術「Opera Unite」を標準搭載した初の正式バージョンとなる。
Opera Uniteは、Webブラウザに組み込まれたWebサーバ機能で、ブラウザ上で動作するWebアプリケーションをインターネットに公開し、他のWebブラウザと直接通信できる。9月上旬にリリースされたOpera 10に組み込まれる予定だったが、延期され開発が続けられていた。
アプリケーションには「File Sharing(ファイル共有)」や「Web Server(Webサーバ)」「Media Player(音楽ファイルの再生)」「Fridge(付箋紙掲示板)」などが用意されているほか、HTMLやJavaScriptといったWeb標準に準拠してユーザーが自由に作成することも可能となっている。ユーザーが作成したアプリケーションは、Opera Unite applicationsで公開されている。
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