インターネットの技術標準を策定するIETFでは4月1日、パケットの気持ちを記載するTCPオプションを提案した。
インターネットの技術標準を策定する国際組織IETF(インターネット技術タスクフォース)では4月1日(現地時間)、TCP/IP通信において再送された際のフラストレーションといったパケットの気持ち(Packet Mood)をおもんばかって、パケットの気持ちを記載するTCPオプションを、RFC 5841「TCP Option to Denote Packet Mood」として提案した。提案者はGoogleのRichard Hay氏とWarren Turkal氏。
IETFは極めて真面目な組織だが、なぜか毎年4月1日にあまり実用的ではないRFCを情報(Informational)カテゴリで公開する傾向があり、よく知られたところでは実証実験も行われた伝書鳩によるIP通信(RFC 1149「鳥類キャリアによるIPデータグラムの伝送規格」)などがある。昨年提案されたRFC 5514「ソーシャルネットワークにおけるIPv6」でも、Facebookアプリによる実装が登場している。
【関連リンク】
・TCP Option to Denote Packet Mood
・April Fools' Day RFC
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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