グレープシティは、Silvelight 4向けの入力支援コンポーネント「InputMan for Silverlight 1.0J」を12月10日より販売開始すると発表した。
InputManは、同社が17年に渡り提供し続けている入力支援コンポーネント集。各種入力制御や入力補助機能を提供するコントロールが収録されており、現在はWindowsフォーム版、ASP.NET版、Java EE版が発売されている。グレープシティでは、Silverlightが現行のバージョン4からIEM制御が可能になったことで、InputManとして満足のいく機能が提供できるようになったため、Silverlight版の発売に踏み切ったという。
今回発表されたInputMan for Silverlight 1.0Jにおいても、今までのWindowsフォーム版などと同様、半角カタカナやひらがなといった文字種の入力制限や、和暦や漢数字といった日本語入力に特化した各種機能を提供。また、フォーカスの移動などの動作を任意のキーに割り当てられるショートカットコマンド機能も今までどおり搭載されているため、業務系Windowsアプリケーションにおけるエンドユーザーの操作感を損なうことなく移行したい、といったシーンにも活用できる。
さらに、Silverlight標準のアーキテクチャに準拠しており、XAMLによる外観テンプレートの適用や、コントロールの動作に独自アニメーションを付与するといったSilverlight独特の機能の実装も可能となっている。収録されているコントロールは、次のとおり。
- GcTextBox:テキストコントロール
- GcMask:マスクコントロール
- GcDateTime:日付コントロール
- GcNumber:数値コントロール
- GcDropDownCalculator:ドロップダウン電卓コントロール
- GcDropDownCalendar:ドロップダウンカレンダーコントロール
- GcValidationIndicator:検証インジケータコントロール
- GcImeManager:ふりがな取得コンポーネント
なお、InputMan for Silverlight 1.0Jは、現在開発が進められているInputMan for WPFとの互換性を意識して作られており、XAMLの流用によるコードの相互互換が可能だという。開発環境はSilverlight 4 Toolsを追加したVisual Studio 2010に対応、1開発ライセンスの価格はパッケージ版が126,000円、ダウンロード版が113,400円となっている。
【関連リンク】
・InputMan for Silverlight 1.0J 製品仕様
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