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Silverlight/WPFでデータバインディングを利用しOutlookライクなスケジュールを構築する その1
Silverlight編

Silverlight/WPFでOutlookライクなアプリ構築(1)

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xamSchedule コントロール - データ構造

 xamSchedule コントロールを使用して予定を表示させる場合、それぞれのエンティティで最低限次のデータ構造を設定する必要があります。ただし、Appointment、Journal、Task に関しては使用しない場合、定義する必要はありません。下記のエンティティは C# の型として記載しています。

Resource - スケジュールのリソース(人、会議室など)を表します。

エンティティ名 概要
Id String 一意の値(非 Null 許容)

ResourceCalendar - リソース毎のカレンダーを表します。リソースは複数のカレンダーを持つことも可能です。

エンティティ名 概要
Id String 一意の値 (非 Null 許容)
OwningResourceId String リソース ID(非 Null 許容)

Appointment / Journal / Task - 予定、履歴やメモ、タスクを表します。

エンティティ名 概要
Id String 一意の値 (非 Null 許容)
Start DateTime 開始時刻(非 Null 許容)
End DateTime 終了時刻(非 Null 許容)
Task, Appointment は必須、Journal はオプション
OwningResourceId String 項目を保持しているリソース
(非 Null 許容)
OwningCalendarId String 項目が属しているカレンダー。
リソース カレンダーを使用する場合に必要
(非 Null 許容)
IsTimeZoneNeutral bool タイム ゾーンに関係なく発生する項目をサポートする場合に必要
ReminderInterval TimeSpan アラームの間隔
ReminderEnabled bool アラームの使用
Recurrence String 繰り返しをサポートする場合に必要
RootActivityId String 繰り返し項目のルート項目 ID
OriginalOccurrenceStart DateTime 繰り返し項目のオリジナルの開始時刻
OriginalOccurrenceEnd DateTime 繰り返し項目のオリジナルの終了時刻
IsOccurrenceDeleted bool 繰り返しが削除されているかを示すフラグ
VariantProperties long ルート アクティビティと同期されないプロパティ
RecurrenceVersion int 繰り返しのバージョン

 上記の項目以外にも予定の件名や現在のリソースの主カレンダー設定などのエンティティが定義されています。詳細については次の各クラスを参照してください。

次のページ
ソリューションを作成し、データ クラスを定義

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この記事の著者

インフラジスティックス・ジャパン株式会社 池原 大然(イケハラ ダイゼン)

国内ベンチャー企業にて.NETエンジニアとして開発に従事、2007年インフラジスティックス・ジャパンに入社。現在デベロッパー エバンジェリストとして、.NETやWPF/Silverlight製品や技術の啓蒙活動を行う。Microsoft MVP for Client App Dev 2010/04 ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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