Visual Web Developer での実現方法
この説明は、Visual Studio 2010 Professional Editionを前提としましたが、無償版である、Visual Web Developer(以下VWDと略記)でも実現できます。
VWD 2008 Express
VWDには、標準ではReportViewerが含まれていません。具体的には、[新しい項目の追加]に[Reporting]グループがないので、[レポート]や[レポートウィザード]を選択することができません。また、Webフォームをデザインする際、[ツールボックス]に「レポート」グループがないので、[ReportViewer]を配置することができません。
レポートを利用するには、以下のアドオンを追加インストールする必要があります。
- Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能パッケージ
- Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能パッケージ Language Pack - 日本語
これらをインストールすることにより、[レポート]や[レポートウィザード]、[ReportViewer]が利用できるようになります。
VWD 2010 Express
VWD 2010 Expressにも最近、以下のアドオンが提供されました。
- Microsoft Report Viewer 2010 再頒布可能パッケージ
- Microsoft Report Viewer 2010 日本語 Language Pack
ただし、現時点で確認したところ、これをインストールしても[レポート]や[レポートウィザード]、[ReportViewer]が利用できるようにはならないようです。
まとめ
ASP.NETと言えば本来、ブラウザでどう表示するかに主眼が置かれがちですが、レポート機能を使えば、業務システムに耐えられる帳票も開発できることがお分かりいただけたことと思います。レポートアイテム、レポートデータには他にも応用の効く部品がありますので、さらに工夫を凝らした帳票作成にチャレンジしてみるのもよいでしょう。