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ASP.NETで帳票の印刷機能を実現しよう

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レポートウィザードを用いた帳票の作成

 簡易な帳票を作成するための手順を紹介します。手順はほぼ、前述の「レポートを用いた帳票の作成」と同様です。PDFへの直接出力については割愛します。

  • 手順1:データの準備
  • 手順2:レポートの作成
  • 手順3:レポートを表示させるWebフォームの作成

手順1. データの準備

 「レポート」の(1)データベースとテーブルの作成、とまったく同じ手順を行えばOKです。

 なお、(2)ストアドプロシージャの作成、(3)テーブルアダプタの作成は不要です。

手順2. レポートの作成

 [新しい項目の追加]-[レポートウィザード Visual Basic]を選択します。

図19 新しい項目の追加-レポートウィザード
図19 新しい項目の追加-レポートウィザード

 [レポートウィザード]ダイアログに続き、[データソース構成ウィザード]ダイアログが開きましたら、表7のように設定します。

表7 データソース構成ウィザードの設定
ダイアログ名 確認・設定内容
データ接続の選択 「Database1.mdf」が選択されていること
接続文字列をアプリケーション構成ファイルに保存する [次の名前で接続を保存する]がチェックされ、「Database1ConnectionString」と入力されていること
データオブジェクトの選択 [テーブル]配下の[Member]にチェックを入れて[完了]をクリック
データセットのプロパティ [名前]欄に「DataSet1」、[データソース]欄に「Database1DataSet」、[使用できるデータセット]に「Member」が入力され、[フィールド]欄に、「Member」テーブルの各列が表示されていること
フィールドの配置 [使用できるフィールド]内の各列を[Σ値]内にドラッグ&ドロップする
レイアウトの選択 [次へ]をクリック
スタイルの選択 任意のスタイルを選択して[完了]をクリック

 これで、レポート「Report1.rdlc」が完成しましたので、変更を保存して、レポートデザイナーを閉じてください。

手順3. レポートを表示させるWebフォームの作成

 「レポート」を用いた場合とまったく同様です。図20のように表示されれば成功です。

図20 「WebForm1.aspx」をブラウザで表示させたところ
図20 「WebForm1.aspx」をブラウザで表示させたところ

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 遠藤 存(エンドウ アリ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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