エクセルソフトは、インテル・コーポレーションが提供する、最新プロセッサに対する数値演算・解析プログラムの最適化/並列化を支援する「インテル Visual Fortran Studio XE 2011 Windows版」および「インテル Fortran Studio XE 2011 Linux版」を、12日に発売した。シングル・ユーザー・ライセンス価格は、Windows版が19万8450円、Linux版が22万2600円。
「インテル Fortran Studio XE 2011」は、最適化のためのFortranコンパイラ、高速な数値演算ライブラリ、パフォーマンス解析ツール、エラー検証ツールを同梱した、総合開発パッケージ。数値演算の高速化が求められる、科学技術やエンジニアリング分野の研究・開発に最適な製品となっている。
同梱されているツールは、「インテル Fortran Composer XE」「インテル MKL」「インテル Inspector XE」「インテル VTune Amplifier XE」の4種類。
「インテル Fortran Composer XE」は、並列化、最適化に対応したインテルFortranコンパイラの新バージョン12.1。Fortran 77/90/95/2003に加えて、Co-array Fortranを含むFortran 2008の主要機能をサポートし、ベクトル化や並列化のヒントを提供する「ガイド付き自動並列化機能」を搭載している。
「インテル MKL」は、BLAS、LAPACK、ScaLAPACK、スパースソルバー、高速フーリエ変換、ベクトル・マス・ライブラリなどを含む、最適化/並列化済み数値演算ライブラリ。
「インテル Inspector XE」は、メモリリーク、メモリ破壊、データ競合やデッドロックなど、並列プログラミングにおける問題を素早く検出できる、スレッド/メモリエラー検出ツール。
「インテル VTune Amplifier XE」は、数回のクリックのみでパフォーマンスの問題となる原因を特定し、ソースコードと連携して表示できる高度なプロファイラ。
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