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Java EE 6 開発入門

JSF2+Ajaxの非同期通信を使った入力値の検証機能

JavaEE6 開発入門(5)

ダウンロード SampleWebApp.zip (19.4 KB)

複数の検証機能を搭載する

 複数の検証機能を組み合わせて、1つの検証機能として搭載することが可能です。組み合わせとしては、validateLengthとvalidateRegexの組み合わせで長さとフォーマットチェック両方を行う方法や、validateRegexとvalidateLongRangeとvalidateRequiredで数値であるかのチェックと数値の範囲チェック、必須入力の3つを組み合わせる、といったことができます。具体的なコードは次のようになります。

[リスト1]入力項目の文字列の長さ+フォーマットチェックの例
<h:inputSecret id="password" value="#{user.password}">
    <f:validateLength minimum="0" maximum="16"/> …(1)
    <f:validateRegex pattern="[0-9A-Za-z]+"/> …(2)
</h:inputSecret>

 (1)にて文字列の長さのチェック、(2)にて入力された文字列の正規表現チェックが行われます。(2)では半角英数の文字列が1つ以上あれば良いことになります。複数組み合わせることにより、両方のチェックを通らなければエラーとして扱われます。

 もし、複数種類を組み合わせても実現できそうにない検証機能が必要となった場合や、タグの構成が複雑になってしまうのが煩わしくなり、検証機能の実装はクラスとして分離したい場合などは、拡張機能にて実装できます。

 さて、ここまでできればタグだけで検証機能を作ることができます。続いて、検証結果を出力するメッセージの設定方法について解説します。

エラーメッセージの設定方法

 検証機能タグで設定したエラーのメッセージ設定もタグ内で行うことができます。エラーメッセージの内容の設定は、各入力コンポーネントのvalidatorMessage属性で行います。

 実際にメッセージが出力される箇所は<h:message>タグの位置になり、入力コンポーネントタグのid属性に対して<h:message>のfor属性を一致させます。<h:message>のfor属性で、どの入力項目に対してのメッセージであるかを設定すれば良いので、メッセージの出力場所は自由に設定できます。

[リスト2]メッセージ定義とメッセージ出力箇所の指定
<h:inputSecret id="password" value="#{user.password}"
   validatorMessage="パスワードは5~16文字の間で入力してください"> …(1)
    <f:validateLength minimum="5" maximum="16"/> …(2)
</h:inputSecret>
<h:message for="password" id="passwordError" style="color: red"/> …(3)

 リスト2の詳細ですが、まずこのコードではパスワード入力欄を作成します。その内容は5~16文字までの長さに制限したいとしています。

 (1)<h:inputSecret>はパスワード入力欄で用いるタグです。入力された値はマスクされて表示されます。validatorMessage属性でメッセージの内容を定義します。

 (2)<f:validateLength>で入力されたパスワードの長さをチェックします。このパスワード入力欄で入力されるパスワードの長さを最低5文字、最長でも16文字としたいのでminimumを5、maxを16と定義します。

 (3)<h:message>で出力メッセージの位置を定義します。for属性で、どの入力コンポーネントのメッセージであるかを定義します。style属性でメッセージのスタイルシートを定義できますので、色や背景色を変えることも可能です。

 また、タグの中以外でもメッセージを独自に定義させることが可能です。検証機能をカスタマイズした際に出力するメッセージもまた、拡張した検証機能の中で定義できます。詳細は、検証機能の拡張のところで触れます。

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Ajaxの非同期通信を使った検証機能を利用する

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 東 浩二(アズマ コウジ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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