【Adobe MAX 2011】Flashは死んでしまうのか?
Adobe MAX 2011セッションレポート「The Death of Flash」
Flashの転換期
話を元に戻しましょう。長く続いたFlashの黄金時代もある出来事をきっかけに終わりを告げます。
2007年1月9日、iPhoneがリリースされました。ちなみにこのセッションのスピーカーをされていたItaiさんのお子さんはiPhoneリリースの10日後に生まれており、彼らは同い年だそうです。
上記のチャートを見ていただきたいのですが、インターネットに接続するモバイル端末の数は、デスクトップに比べると恐ろしく速いペースで増加しています。特にiPhoneは驚異的な伸び率です。
その上、「FlashはPCの時代にパソコンとマウスのために作られたもので、モバイルの時代では新しいオープンスタンダードであるHTML5が勝つ!」みたいなことを、とあるカリスマCEOに言われたりするわけです。こういった論争の多くは、Flashの欠点ばかりがクローズアップされて、HTML5の欠点についてはあまり議論に登ることがなかったように思います。
いずれにせよFlashがリーチできないデバイスが市場に多く出回ることになりました。
そして「第二次ブラウザ戦争」が始まりました。これは現在も続いています。Netscape VS Internet Explorerの二大勢力対立だったのに比べ、今度はメジャーなブラウザだけで5つあります(Internet Explorerのバージョン違いについてはひとまず置いておきましょう)。
さらに、HTML5についても、すべてのブラウザが完全にサポートできているわけではありません。
この資料はプレゼン用にシンプルなチャートにしたと思います。しかし、HTML5の正式勧告予定が2014年であることも確かであり、HTML5が現在稼働しているPC上においてサポートされている割合はFlash Playerが搭載されているPCより少ないと思われます。
また、HTML5が勝つであろうといわれるモバイル端末からのインターネット接続数はデスクトップに比べると圧倒的に少数です。しかし、デスクトップからの接続数が減少傾向にあるのに対し、モバイルからの接続数は確実に増加傾向です。
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嵩原 將志(タケハラ マサシ)
クラスメソッド株式会社 技術部所属。プロジェクトマネジメント、アジャイル(スクラム)、UXデザイン、RIA、ビジネスアナリシスに強い関心を持つマーケター。Flex User Group、DevLOVE といったコミュニティ運営の支援も行っている。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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