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Windows Azure新機能チュートリアル

Windows Azure Accelerator for Web Rolesで簡単ホスティング

Windows Azure 新機能チュートリアル(10)

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 本稿では、Code Plexで公開されている、Windows Azure Accelerator for Web Rolesについて、インストールから利用方法までの手順について紹介します。

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はじめに

 Windows Azure Accelerator for Web Roles(以降、Webロールアクセラレーター)とは、Windows AzureのWebロール上で動作し、Webアプリケーションのホスティング環境を構築するソフトウェアです。これを利用すると複数のWebアプリケーションを素早くホストすることができます。また、コンテンツや設定情報などは、Azureストレージに保存され永続化することができます。

対象読者

  • Windows Azureの新機能に興味のある方。
  • Windows Azureのサブスクリプションを持っており、Azureを利用したことがある方。

必要な環境

  • Windows Azureサブスクリプション
  • Visual Studio 2010もしくは、Visual Web Developer 2010 Express
  • Windows Azure SDK for .NET ‐2011年11月(SDK 1.6)

Windows Azure Accelerator for Web Roles

 図1は、Webロールアクセラレーターの概念図です。

図1:Webロールアクセラレーターの概要図
図1:Webロールアクセラレーターの概要図

 WebロールアクセラレーターはWebロールに配置して利用します。管理者は、Webロールアクセラレーターを通して、Webサイトの作成、削除など管理を実施できます。また、作成されたWebサイトに、Web配置の機能を利用し、アプリケーションを配置できます。配置された設定情報やWebサイトのコンテンツは、Azureストレージに永続化されるため、ホステッドサービスが再起動したり、利用しないときに削除していたとしても、問題ありません。また、スケールアウトにも対応しており、インスタンス数を増やしたとしても、Azureストレージを通して同期する仕組みが備わっているため、クラウドのメリットが損なわれません。

 このように、Webロールアクセラレーターは、Webロール上で動作するミドルウェアのような役割を担います。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト statemachine(statemachine)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/6364 2012/01/18 14:00

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