クラウドサービスと分散キャッシュ
Windows Azureには、リッチな複数層のアーキテクチャー、自動アプリケーション管理、そして、非常に大きなデプロイメントなどをサポートするクラウドサービスを構築できる機能があります。以前はこの機能を「ホストサービス」と言っていましたが、今週のリリースでは、「クラウドサービス」と呼んでいます。これ以外にも数多くの新機能があります。
分散キャッシュ
クラウドサービスの新機能の中でも非常に素晴らしいのが、分散キャッシュ機能で、これにより、低レイテンシーでインメモリの分散キャッシュをアプリケーション内にセットアップして使用できます。このキャッシュは、そのアプリケーションだけで使用されるように隔離され、スロッティングリミットがありません。
このキャッシュは、弾力性があり(アプリケーションやコードの変更なく)動的にサイズを変更でき、リッチなAppFabric Cache Server API(領域、高可用性、通知、ローカル キャッシュなど)を完全にサポートしています。AppFabric Cache Server APIのサポートに加え、Memcachedプロトコルもサポートしているため、Memcachedに対して書かれたコードをポイントすることもできます(コード変更は不要)。
この新しい分散キャッシュをセットアップする方法は2つあります。
1)Co-locatedを使用する。このオプションでは、キャッシュが使用する既存のWebサイトとワーカーロールにある割合でメモリを割り当てた後、そのキャッシュは大きな1つの分散キャッシュに組み込まれます。
あるロールインスタンスによりセットされたキャッシュデータには、アプリケーション内の他のロールインスタンスからもアクセスできます。このCo-locatedオプションの大きな利点は、無償(費用は一切発生しません)であるということと、アプリケーションVM内で未使用になる可能性があったメモリを使用できるという点です。
2)キャッシュで独占的に使用するように、キャッシュワーカーロールをクラウドサービスへ追加する。これらも、アプリケーション内から他のロールがアクセスできる1つの大きな分散キャッシュリングへ追加されます。これらのロールを使用して、数十、数百GBのデータを非常に効果的にインメモリにキャッシュでき、そのキャッシュはアプリケーション実行時に弾力的に増減できます。
新しいSDKとツールのサポート
今回のリリースで新機能を取り入れるため、Windows Azure SDKはすべて更新されました。SDKは複数の言語で利用でき、その中のすべてのソースは、Apache 2ライセンスのもとで発行、GitHubリポジトリで管理されています。
Azureの.NET SDKは、特に今回のリリースでは大きく改善され、VS 2010やVS 2012 RCの両方に対するツールが含まれるようになりました。
現在、Windows、Mac、Linux用のSDKがダウンロードでき、それらの各システム上で利用できるため、開発者は各OS用のWindows Azureアプリケーションを開発できます。
さらに、さらに
上記は、プレビュー版または最終版で出荷される改善点をほんの一部だけ一覧にしたもので、今回のリリースにはもっと多くのものが盛り込まれています。例えば、新しい仮想プライベートネットワーク機能や、新しいサービスバスのランタイムおよびツールのサポート、新しいAzure Mediaサービスの公開プレビュー、新しいデータセンター、大幅にアップグレードされたネットワークとストレージのハードウェア、SQLレポートサービス、新しいアイデンティティ機能、新たに40以上の国や地域でのサポート、などがあります。
Windows Azureについての詳細の確認や、無償で登録してお試し頂くには、http://windowsazure.comにアクセスしてください。
ライブの基調講演もご覧いただけます。6月7日1:00PM(原文掲載日の午後)に、新機能についてウォークスルーします。基調講演を締めくくった後に、数時間かけて上記で述べた新機能の一般的使用方法を公開します。これらを使用して構築された素晴らしいアプリケーションが見られるのを非常に楽しみにしています。
Hope this helps,
Scott




