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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure Mobile Servicesの告知

連載:ScottGu's Blog翻訳

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ユーザー認証とプッシュ型通知

 またWindows Azure Mobile Servicesでは、ユーザー認証/承認機能、プッシュ型通知機能を、非常に簡単にアプリケーションと統合できます。クラウドに保存したデータへの認証や細かいアクセス許可制御を有効にする場合、またデータ変更時にユーザー/デバイスへプッシュ型通知を起動する場合には、これらの機能が使用できます。Windows Azure Mobile Servicesには、『サーバースクリプト』(アクションに対して実行するサーバーサイドスクリプトの小さい塊)の概念をサポートしているので、これらのシナリオを非常に簡単に有効化できます。

 以下は、Windows Azure Mobile ServicesとWindows 8アプリケーションで利用できるユーザー認証/承認/プッシュ型通知のシナリオをウォークスルーするチュートリアルです。

Mobile Serviceの管理とモニター

 Windows Azureにある他のサービスと同様、Windows Azureポータルの『Dashboard』タブを使用すればMobile Serviceバックエンドの使用およびメトリックスをモニターできます。

 『Dashboard』タブでは、Windows Azure Mobile ServiceのAPI呼び出し、帯域、サーバーのCPUサイクルのビルトインモニタービューが提供されています。ポータルの『Logs』タブを使うとエラーメッセージが確認できます。これにより、アプリケーションの状態を簡単にモニター・追跡できます。

業務の拡大に応じてスケールアップ

 Windows Azure Mobile Servicesでは、すべてのWindows Azureユーザーが、無償または共有/マルチテナントホスティング環境(ここでは、あなたのモバイルバックエンドは、共有されたサーバーリソース上で実行されている複数のアプリケーションのうちの一つになります。)で最大10個のMobile Servicesを作成して実行できます。これにより、Windows Azure Mobile Servicesが接続するデータベース以外に費用をかけることなくプロジェクトを簡単に開始できます(注:各Windows Azureの無料評価版アカウントには、1GBのSQL Databaseが含まれています。これは任意の数のアプリケーションやWindows Azure Mobile Serviceで利用できます)。

 クライアントアプリケーションに人気が出てきた場合など、Mobile Serviceの『Scale』タブをクリックして『Shared』から『Reserved』モードに変更すれば、そのアプリケーションは隔離されて、あなただけがそのバーチャルマシンを使用することになります。これにより、アプリケーションが使用するリソースの大きさを弾力的に変更でき、トラフィックの大きさに応じて容量をスケールアップ(もしくはスケールダウン)できるようになります。

 Windows Azureでは、従量課金制なので、必要に見合ったリソースのスケールアップまたはスケールダウンが可能です。これにより、新規モバイルアプリケーションのシナリオやスタートアップなどに理想的な非常に柔軟性のあるモデルが可能になります。

まとめ

 今回は、Windows Azure Mobile Servicesの表面を少しご紹介しただけで、まだまだ多くの機能があります。

 Windows Azure Mobile Servicesでは、クライアントアプリケーションをクラウドに接続することで、モバイルアプリケーション体験をこれまで以上に素早く構築でき、これまで以上に優れたユーザー体験が可能になります。

 詳細は、Windows Azure Mobile Services開発センターで確認できますので、Windows Azureに接続したWindows 8アプリケーションの第1弾を早速作ってみてください。このチュートリアルでは、Windows Azure Mobile Servicesを使用してクラウドを有効化している簡単なWindows 8 『Todo List』アプリケーションが簡単に(5分以内で)構築できる方法をウォークスルーしています。

 Hope this helps,

 Scott

 P.S. ブログに加え、現在Twitterを使って簡単な更新やリンク共有を行っています。 twitter.com/scottguで、私をフォローしてください。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

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