米Zed Industriesは、同社が提供している高速コードエディタ「Zed」に向けて、大規模言語モデル(LLM)を利用した支援サービス「Zed AI」の提供を8月20日(現地時間)に開始した。Zedは、GNU Affero General Public License、Apache License 2.0、GNU General Public License 3.0で公開しているオープンソースソフトウェア。コードの大部分をRust言語で記述し、画面描画にGPU(Graphics Processing Unit)を利用するなどして、高速動作を実現している。
Zed AIは、米Anthropicが開発したLLM「Claude 3.5 Sonnet」を利用した支援サービス。利用するにはサインインが必要だが、当面の間は料金はかからない。ユーザーの問い合わせに応じて、APIの仕様を答えたり、コードを生成する機能を提供する。
Zed AIを使うときは、2種類のユーザー・インターフェイスを利用できる。1つ目は、ウィンドウの半分ほどを占める「The Assistant Panel」。LLMに問い合わせを投げかけて、その回答を表示するほか、ユーザーが指定したファイルの中身を表示したり、HTTPリクエストに対する返答を表示することができる。
もう1つはインライン表示だ。コード入力画面で「Ctrl」+「Enter」を押すと、小さな問い合わせ入力欄が現れ、そこから問い合わせて、回答を得ることができる。
Zed Industriesは今後もAnthropicと協力して新しい機能の開発を進めるとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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