原典:Announcing Windows Azure Mobile Services
Windows Azure Mobile Servicesの告知
本日、Windows AzureのWindows Azure Mobile Servicesという新機能についてお知らせできることをうれしく思います。
Windows Azure Mobile Servicesは、クライアントとモバイルアプリケーションとスケーラブルなクラウドバックエンドを信じられないくらい簡単に接続します。これにより、クラウドに簡単に構造化されたデータが保存できるようになります。これは、デバイスもユーザーも使用でき、ユーザー認証との統合も可能で、プッシュ型通知でクライアントへ更新を送信することもできます。
本日のリリースにより、これらの機能をWindows 8アプリケーションに数分で追加でき、構想中のアプリケーションを非常に生産的な方法で素早く構築できるようになります。Windows Phone、iOS、Androidなどのデバイスに対しても、これと同様のシナリオをすぐに追加していきます。
このチュートリアルのウォークスルーで、Windows Azure Mobile Servicesを使用してクラウドを有効化した簡単なWindows 8 『Todo List』アプリケーションを(5分以内で)構築できます。またこの方法をステップごとに紹介したビデオもあります。
はじめに
まだWindows Azureアカウントをお持ちでない場合、無料評価版にサインアップしてください。サインアップ後、www.windowsazure.comサイトの『Account』タブにある『プレビュー機能』セクションをクリックして、『Mobile Services』プレビューサポートを有効化してください。有効化の方法については、ここで確認できます。
『Mobile Services』プレビューを有効化した後、Windows Azureポータルにログインし、『New』ボタンをクリックして、新しい『Mobile Services』アイコンを選択するとモバイルバックエンドが作成できます。作成後、以下のようなクイックスタートページが表示され、Windows 8クライアントアプリケーションの新規作成方法および既存または新規のWindows 8クライアントアプリケーションとMobile Servicesを接続する方法が確認できます。
このチュートリアルのウォークスルーにより、Windows Azureにデータ保存する簡単なWindows 8 『Todo List』アプリケーションを(5分以内で)構築できます。
クラウドへのデータ保存
Windows Azure Mobile Servicesでクラウドにデータを保存するのは非常に簡単です。Windows Azure Mobile Serviceを新規作成するとWindows Azure内のSQL Databaseに自動的に関連付けられます。そして、Windows Azure Mobile Serviceバックエンドのビルトインサポートにより、(JSONベースの ODATAフォーマットを活用したセキュアRESTエンドポイント使用して)リモートアプリケーションは安全にデータの保存と取得が可能になります。このために独自のサーバーコードを作成およびデプロイする必要はありません。Windows Azureポータルには、新規テーブル作成、データ参照、インデックス設定、アクセス管理などに対するビルトイン管理サポートがあります。
これにより非常に簡単にクライアントアプリケーションとクラウドを接続でき、サーバーコード経験のないクライアント開発者でも最初から生産的に開発ができます。そのため、開発者はクライアントアプリケーション体験の構築に集中し、必要なクラウドバックエンドサービスの提供にはWindows Azure Mobile Servicesを有効利用できます。
以下は、クライアントサイド Windows 8 C#/XAMLコードの一例で、Windows Azure Mobile Serviceからデータを抽出するときに使用できます。クライアントサイドのC#開発者は、LINQと強く型付けされたPOCOオブジェクトを使用してこのようなクエリが書けます。これらは、その後、Windows Azure Mobile Serviceに対して実行するHTTP RESTクエリに変換されます。以下のようなクライアントサイドコードの実行による非同期なクライアントUIとの紐づけに対して、開発者が独自のサーバーサイドコードを書いたりデプロイする必要はありません。
Mobile ServicesはWindows Azureの一部であるため、必要に応じて開発者は元のソリューションを拡大・拡張して、独自のサーバー機能やより高機能なロジックを追加できます。これにより最大限の柔軟性が得られ、ニーズに応じたソリューションが構築できます。