米オラクルは、24日(現地時間)に、「Oracle Application Development Framework(ADF)」の無料版となる「Oracle ADF Essentials」をリリースした。
「Oracle ADF Essentials」は、通常版の「Oracle ADF」をベースにしており、オープンソースのアプリケーションサーバ「GlassFish」で採用されている。
さらに、「Oracle JDeveloper」を併用して、「Oracle ADF Essentials」に視覚的な開発環境を追加することによって、開発をさらに容易にするとともに、充実した機能を利用できるようになる。また、「Oracle Enterprise Pack for Eclipse」の今後のリリースでは、「Oracle ADF Essentials」のサポートを予定している。
「Oracle ADF Essentials」は、「JavaServer Faces(JSF)」をベースにした150以上のWebユーザーインターフェースコンポーネントを備える。「Oracle ADF Essentials」のコントローラは、JSFコントローラレイヤーのエクステンションであり、再利用可能なプロセスフローを構築でき、Webコンテンツの動的な生成を実現する。XMLベースのメタデータ抽象化レイヤーによって、さまざまなサービスに対応可能なユーザーインターフェースを提供する。
ほかにも、リレーショナルデータベースを利用したビジネスサービスの開発を容易にする、ビジネスコンポーネントを備える。なお、「Oracle ADF Essentials」には、宣言のカスタマイズやセキュリティ層、「Oracle SOA Suite」、「Oracle ADF Mobile」といったエンタープライズ機能は搭載されていない。
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