新しいアプリケーション
「新しいアプリケーション」は、3種類のプロジェクトの中で最もシンプルなプロジェクトです。ページは1ページのみで、ページに配置されたコントロールも最小限の構成となっています。
プロジェクトの構成は、ソリューションエクスプローラーから確認できます。
Properties
Propertiesフォルダーには以下のファイルが配置されています。
- AssemblyInfo.cs
AssemblyInfo.cs
アプリケーションに埋め込まれるアセンブリ情報です。アプリケーション名、コピーライト、バージョン情報などを記述できます。
AssemblyInfo.csの内容は、あくまでもアプリケーションに埋め込まれるアセンブリ情報です。アプリケーションのバージョンは、後述する「Package.appxmanifest」ファイルに記述します。
アプリケーションを開発していく中で、AssemblyInfo.csの情報を編集することはほとんどありません。
AssemblyInfoで以下のようにバージョンを1.0.0.9と指定した場合、アプリケーションのexeファイルのプロパティに反映されます。
[assembly: AssemblyVersion("1.0.0.9")]
[assembly: AssemblyFileVersion("1.0.0.9")]
「Package.appxmanifest」のバージョンを1.0.0.3に変更した場合、アプリケーションのバージョン情報が変更されます。
参照設定
参照設定では、アプリケーション開発に利用可能な、さまざまなライブラリを追加して利用できます。
例えば「LINQ to Twitter」を利用すれば、アプリケーションに簡単にTwitterサービスからデータを取得する処理が追加できます(Visual Studio2012から標準で、参照の追加にNuGetというパッケージ管理ツールが利用可能となり、よりライブラリが利用しやすくなりました)。
参照設定には初期状態で以下のライブラリが追加されています。
- .NET for Windows Store apps
- Windows
.NET for Windows Store apps
コアとなるライブラリでバージョンは4.5です。.NET for Windows Store appsは、以下のディレクトリに定義されています(Windows 8 64bitの場合)。
C:\Program Files (x86)\Reference Assemblies\Microsoft\Framework\.NETCore\v4.5\
主に名前空間が「System.」から始まるライブラリは、ここに定義されています。
.NET for Windows Store appsは、WPFやWindows Formsといった従来のデスクトップアプリケーションで初期から読み込まれている標準ライブラリに似ています。違いはこの後説明する「WinRT」と同様の機能のAPIが削除されている点です。この辺が従来の.NET環境で開発していた方の戸惑うところなので留意しておきましょう。
Windows
Windowsストアアプリケーション用に追加された新しいライブラリです。64bit環境のWindows 8では、以下のディレクトリに配置されています。
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\References\CommonConfiguration\Neutral\
上記ディレクトリには「Windows.winmd」というファイルがあります。これが新しいライブラリ「WinRT」の本体ですが、通常の方法では中身を見ることはできません。「Windows.winmd」の中身を見るにはILSpyというツールを利用します。
下図のように「Windows.」という名前空間から始まるAPIが定義されています。




