The jQuery Foundationは、JavaScriptライブラリ「jQuery」の最新版「jQuery 2.0」を、18日(現地時間)にリリースした。
同バージョンより、Internet Explorer 8/7/6に非対応となるが、今後もIE 8/7/6に対応するバージョン1.xのサポートを継続して行うため、「jQuery 1.9」(および将来リリース予定の「jQuery 1.10」)を使えば、旧バージョンのブラウザでも「jQuery」を利用できる。
なお、IE 10/9でもCompatibility Viewで旧バージョンをエミュレートしている場合も影響を受けるため、IE 10/9では旧バージョンのエミュレートを使用せず、X-UA-CompatibleタグまたはHTTPヘッダの使用を推奨している。
その他の変更点としては、IE 8/7/6への対応終了にともない、ファイルサイズをバージョン1.9.1と比較して12パーセント削減した。また、12種類のモジュールから必要なものだけを選択することで、よりファイルサイズの小さなカスタムビルドの作成が可能になっている。
なお、バージョン1.9系列とはAPI互換性を持っているので、「jQuery 2.0」へのアップグレードはバージョン1.9へのアップグレードと同様の要領で行える。
今後は、バージョン1.x系列とバージョン2.x系列を並行して開発する方針で、バグフィックスやバージョン1.9と2.0ベータ版の差異を吸収した「jQuery 1.10」を数か月中にリリースする。パッチのリリースについては、それぞれのブランチごとに、適宜行っていく。
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