エクセルソフトは、JavaアプリケーションをWindows用およびLinux用に高速化・最適化するJava開発ツール「Excelsior JET 8.0」を、24日に発売した。
「Excelsior JET 8.0」は、JavaアプリケーションやクラスファイルをWindows上ではEXEおよびDLLに、Linux上では実行ファイルおよび共有オブジェクトに変換する。変換されたネイティブコードの実行ファイルは、Javaのクラスファイルよりも高速に動作し、Oracle JREなしで実行できる。また、日本語インストーラーを含む10か国語のインストーラーを作成可能な「JetPack II」を搭載している。
最新バージョンでは、64ビット用のWindows実行ファイルおよびDLLの生成に対応し、4GB以上のヒープをアロケートするためのアプリケーションのコンパイルを有効にして、64ビットネイティブライブラリをインテグレートできる。また、Java SE 6 Update 43をサポートするとともに、32ビット用の実行ファイルを強化している。
ほかにも、メモリを多用するアプリケーションにおいてパフォーマンスを15~20%向上、GC停止を10~50%短縮、予期しないOutOfMemoryErrorsの複数の根本原因を除去するなどの、機能強化を行った。
対応OSは、開発者環境が、Windows 8/7/Vista/XP、Windows Server 2008/2003/2000、Linux Kernel 2.6.x以降、glibc 2.3以降、NPTL 2.3以降、Bash。エンドユーザー環境は、Windows 8/7/Vista/XP Professional(SP2)、Windows Server 2008/2003/2000(SP4)、RedHat Enterprise Linux AS5/4.0、SUSE Linux Enterprise Server 10/9、Kernel 2.6.x、glibc 2.3以降、NPTL 2.3以降。
価格は、「Excelsior JET 8.0 スタンダードエディション 英語版 Windows版」が176400円、「Excelsior JET 8.0 スタンダードエディション 英語版 Linux版」が264600円、「Excelsior JET 8.0 プロフェッショナルエディション 英語版 Windows版」が294000円、「Excelsior JET 8.0 プロフェッショナルエディション 英語版 Linux版」が352800円、「Excelsior JET 8.0 エンタープライズエディション 英語版 Windows版」が470400円、「Excelsior JET 8.0 エンタープライズエディション 英語版 Linux版」が564480円。
いずれも、1年間のメールサポート、無償アップグレードが提供される、ベーシックサポートを含んでいる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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