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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure:Webサイト+Mobile Services、 新しいAutoScale+アラートサポート、 クレジットカード不要MSDNを一般公開

連載:ScottGu's Blog翻訳

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アラートと通知

 今回より、モニターのメトリクスでしきい値ベースのアラートが構成できる機能を提供しています。

 この機能は、コンピュータサービス(クラウドサービス、VM、Webサイト、Mobile Services)に対して利用可能です。

 アラートにより、アプリケーションに発生しているアクティブまたは緊急な問題を前もって通知する機能が提供されます。

 アラートのルールは以下のように定義できます。

  • ホストのOSから収集された(CPU割合、ネットワークのイン/アウト、ディスクの秒あたりの読み込みおよび書き込みのバイト数)仮想マシンのモニタリングメトリクスおよび構成したモニタリングWebエンドポイントURL(リスポンスタイムと可用時間)からのモニタリングメトリクス上
  • ホストのOSから収集されたクラウドサービスモニタリングメトリクス(VMと同様)、ゲストVM(VM内のパフォーマンスカウンターから)からのモニタリングメトリクス、構成したモニタリングWebエンドポイントURL(リスポンスタイムと可用時間)からのモニタリングメトリクス上
  • WebサイトおよびMobile Servicesに対するアラートルールは、構成したモニタリングエンドポイントURL(リスポンスタイムと可用時間)からのモニタリングメトリクス上に構成できます。

アラートルールの新規作成

 Windows Azure管理ポータルのSetting>Alertsタブで、モニタリングメトリクスにアラートルールを追加できます。

 Add Ruleボタンをクリックして、アラートルールを新規作成します。

 アラートルールに名前を付け、必要に応じて詳細を追加し、アラートルールを定義したいサービスを選択します。

 アラート新規作成ウィザードの次のステップは、選択したサービスに基づいてモニタリングメトリックスをフィルターします。

 作成されると、ルールはSettingタブ内のアラート一覧に表示されます。

 上記ルールは、設定したCPUのしきい値を超えていないので、”Not Activated”として定義されています。

 もし上記マシンのCPUがリミットを超えた場合には、Windows Azure AlertsEメールアドレス(alerts-noreply@mail.windowsazure.com)から通知メールがきます。

 ポータルにログインして、アラートタブにいくと、赤でハイライトされているのが確認できます。それをクリックすると、失敗した理由や以前発生したときの履歴が確認できます。

アラート通知

 今回のプレビューで、モニタリングメトリクスに基づいて簡単にアラートルールを新規作成でき、注意が必要なアプリケーション内で発生しているアクティブまたは緊急な問題について通知が受けられるようになりました。

 プレビュー期間は、各サブスクリプションは、アラートルールをサポートしているすべてのサービスを通じて10個のアラートルールに限定されています。

クレジットカード不要のMSDNサブスクライバー

 以前(TechEd 2013期間)に、Windows Azureは、MSDNユーザはWindows Azure Creditsを毎月取得し、好きなWindows Azureサービスに使用できることをお伝えしました。この詳細については、開発・テストブログ投稿をご確認ください。

 今回、MSDNユーザがさらに簡単にWindows Azureサインアップできるようにしました。

 MSDNユーザは、請求期間に含まれているMonetary Credit内でサービスを使用する限りは、サインアップ時に支払情報の提供が不要になりました(つまりクレジットカードが不要)。Monetary Credit以上使用する場合は、支払情報を提供して超過を有効にして、使用制限を取り除くことができます。

 これにより、MSDNユーザには1ページサインアップという非常に簡単なものになります。

 MSDNアカウントを管理するのに使用している同じMicrosoft IDを使用して、Windows Azureトライアルにサインアップし、以下の1ページサインアップフォームを完成させると、開発・テストに対して、どのWindows Azureリソースにおいても、無償のマンスリーMSDN Credit(毎月150ドルまで)を使用することができます。

 これにより、わずかですが、すべてのMDSNのお客様にとって、Windows Azureの使用が簡単になりました。まだサインアップされていなければ、すぐにご確認されることをお勧めします。

まとめ

 今回のリリースには、さらに素晴らしいクラウドソリューションが構築できる新機能が数多く含まれています。もしまだWindows Azureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試し頂けます。アプリの構築方法などの詳細は、Windows Azure Developer Centerで確認してください。

 Hope this helps,

 Scott

 P.S.ブログに加え、現在Twitterを使って簡単な更新やリンク共有を行っています。twitter.com/scottguで、私をフォローしてください。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

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