価格
今回のGAリリースでは、無償、スタンダード、プレミアの3つの層でMobile Servicesを提供すると発表いたしました。
各層は、APIコール数(帯域幅は追加料金なく含まれています)に基づいた簡単な価格モデルを使用して測定され、スタンダードおよびプレミアム層は、マンスリーSLAで99.9%が裏付けされています。
サービスがサポートできるAPIリクエストの数を増加させるために、各層が持つインスタンスの数を弾力的にスケールアップ/ダウンできるため、ビジネスの成長に伴い効率的にスケールが変更できます。
以下のテーブルは新しい価格モデルの概要です(価格の詳細はここにあります)。
新しい価格モデルの詳細はここにあります。
Buildカンファレンスの講演
//BUILD/カンファレンスは、Mobile Servicesと接続するアプリケーションを開発する際のすべての側面をカバーしたセッションが満載です。最高なのは、サンフランシスコに実際にいなくても、すべてのセッションはライブでストリームされたものを見ることができます。以下の講演はお見逃しないように。
- Mobile Services 初めから終わりまで — Josh Twist
- Windows Azure Mobile Servicesでクロスプラットフォームアプリの構築 — Chris Risner
- Mobile ServicesでWindows Phoneアプリと簡単に接続 — Yavor Georgiev
- Mobile Servicesと接続されたWindows 8.1アプリを構築 — Nick Harris
- ユーザは誰?モバイルアプリで確認 — Dinesh Kulkarni
- JavaScriptでRESTサービスを構築 — Nathan Totten
- Windows Azure Mobile Servicesで先端を行く — Kirill Gavrylyuk、Paul Batum
- Windows Azure Mobile Servicesに関するプロからのヒント — Chris Risner
AutoScale:実世界の使用に応じてアプリを動的にスケールアップ/ダウン
Windows Azureの主要な利点に、要求の変化に対応してアプリケーションを動的にスケール変更できます。
過去は、手動でアプリケーションのスケールを変更するか、他のツールを使用して(WASABiやMetricsHubなど)アプリケーションを自動的にスケール変更しなければなりませんでした。今回、AutoScaleがWindows Azureに直接ビルトインされることを発表いたしました。今回のリリースでは、クラウドサービス、仮想マシン、Webサイトが対象になります(Mobile Servicesはまもなくサポート予定です)。
Auto-scaleは、あなたに代わって(手動で行うことはなにもなく)自動的にアプリケーションを動的にスケール変更してくれます。そのため、パフォーマンスと費用の理想的なバランスが達成できます。構成が完了すると、アプリケーションへのロードに対応して、実行するインスタンスの数を定期的に調整します。現在、2つのロードメトリクスをサポートしています。
- CPU割合
- ストレージQueueの深さ(クラウドサービスおよび仮想マシンのみ)
今後の更新で、さらに多くのメトリクスに基づいた自動スケール管理を可能にする予定です。
Auto-Scaleの使用時期
以下は、Auto-Scale使用による利点として、サービス/アプリに対する適用の良い判断基準になると思います。
- サービス/アプリは水平的にスケール変更できる(すなわち複数のインスタンスにコピーできる)
- サービス/アプリは時間外に変更をロードする
もしあなたのアプリがこれらの基準を満たしていれば、Auto-Scaleの適用を考えるべきです。
Auto-Scaleの有効化の方法
Auto-Scaleを有効にするには、有効にしたいサービス/アプリに対して、Windows Azure管理ポータルのScaleタブにいき、CPUまたはQueue(クラウドサービスおよびVM)にAuto-Scale設定をオンにし、インスタンス数やターゲットのCPU設定を変更して保持したいAuto-Scaleの範囲を構成します。
以下の画像は、Windows Azure Webサイト上でAuto-Scaleを有効にする方法を表しています。
1~5のVMインスタンスを使用して実行するようにWebサイトを構成しました。
実際使用されている数は、以下で設定した40~70%の範囲を使用してVMの総計CPUによります。
もし総計CPUが70%を超えていると、Windows Azureは自動的に新しいVMをプールに追加します(構成した使用可能な最大5つのインスタンスまで)。もし総計CPUが40%以下だった場合、Windows Azureは自動的にVMをシャットダウンしてメモリーを節約します。
Auto-Scaleをオンにした後、いつでもScaleタブでオフにして、インスタンスの数を手動で設定できます。
Auto-Scaleプレビューの使用
今回の更新により、より効率的な費用でサービスパフォーマンスを保持するために、アプリで実行しているインスタンスの数を、たった数分でWindows Azureが自動的に調整できるようになりました。
Auto-Scaleは、プレビュー機能としてリリースされ、一般公開まで無償です。
プレビュー期間は、各サブスクリプションは、すべてのリソースを通じて(Webサイト、クラウドサービス、仮想マシン)10個のAuto-Scaleルールまでに限定されています。リミットの10個目に達した場合は、どれかを無効にして、有効にしたいものに適用することになります。