C1RichTextBoxコントロールの概要
RichTextBox for WPFのC1RichTextBoxコントロールは、WPF用の市場で最も充実したリッチテキストエディタです。入力されたテキストに対しさまざまな書式設定を行い、行の自動折り返し、HTML形式とRTF形式の文書のインポート/エクスポート、テーブルのサポート、画像、注釈などを提供します。
リッチテキストボックスに連動して動作する、専用のツールバー「C1RichTextBoxToolbar」コントロールが用意されており、編集やフォント設定、段落、画像や記号の挿入、表の作成機能があらかじめ実装されています。
また、専用の辞書を用いて入力データに対してスペルチェックを自動で行う機能を持っていますので、コントロールを配置し連結させるだけで、すぐに高機能エディタを作成できます。
C1RichTextBoxコントロールの主な特徴は以下のとおりです。
インポートとエクスポートの形式
C1RichTextBoxコントロールは、RTF、HTML、およびプレーンテキストのインポートとエクスポートをサポートします。既存のリッチテキストまたはHTMLをC1RichTextBoxコントロールにロードし、ドキュメントを編集し、RTFまたはHTMLに再度エクスポートする、ということも可能です。
さまざまな書式の適用
複数のフォント、装飾、色、テーブル、画像、リストなどを含むテキストを編集して書式設定できます。
言語のサポート
C1RichTextBoxコントロールは、中国語、日本語、韓国語の各言語をサポートするようになりました。
C1RichTextBoxToolbarコントロールとの連動機能
C1RichTextBoxコントロールと組み合わせて、C1RichTextBoxToolbarコントロールを使用することができます。また、自分でカスタムのツールバーを作成することも可能です。
C1RichTextBoxToolbarコントロールの各ボタンには、フォントの種類、フォントサイズ、フォント拡大、フォント縮小、斜体、下線、大文字小文字の変更、下付き、上付き、テキストの色、テキスト強調表示の色、左寄せ、中央寄せ、右寄せ、均等割り付け、箇条書き、番号付き、テキスト折り返し、罫線の太さ、罫線の色、段落の色、マージン、パディング、画像の挿入、記号の挿入、ハイパーリンクの挿入、ハイパーリンクの削除、切り取り、コピー、貼り付け、元に戻す、やり直す、検索と置換、スペルチェックなど、文書作成・編集に必要な標準的な機能が組み込まれています。
そして、RichTextBoxToolbarコントロールは、C1Toolbarコントロールを使用して完全なカスタマイズが可能です。
ページのズーム
RichTextBoxコントロールは、印刷レイアウトでも下書きビューでもページズームをサポートします。
テキストのスペルチェック
RichTextBoxコントロールは、C1SpellCheckerコンポーネントを使用して次の2種類のスペルチェックをサポートします。
モーダルスペルチェック
[スペル]ダイアログボックスを表示して、ドキュメント内のスペルミスを個別に選択します。スペルミスを無視したり、正しいスペルを入力するか候補リストから選択してミスを修正したり、その単語を辞書に追加することができます。詳細については、「モーダルスペルチェック」を参照してください。
入力中スペルチェック
入力中にスペルミスを通常は赤い波線の下線で強調表示します。ドキュメント内のスペルミスを右クリックすると、無視する、辞書に追加する、スペル候補から選択してスペルミスを自動的に修正するなどのオプションメニューが表示されます。
元に戻す/やり直しのサポート
ボタンをクリックして、簡単に変更を元に戻したり、やり直すことが可能です。
クリップボードのサポート
C1RichTextBoxコントロールは、クリップボードを完全にサポートしており、C1RichTextBoxコントロール内での切り取り/コピー/貼り付けの機能を実装しています。
注釈
C1RichTextBoxコントロールを使用して、ドキュメントに強調表示やコメント、メモ、備考、または説明などの注釈を追加できます。
充実したドキュメントオブジェクトモデル
WPFのDocumentクラスをベースにしたC1RichTextBoxコントロールの充実したドキュメントオブジェクトモデル(DOM)は、画像、リスト、ハイパーリンク、境界、テキスト範囲の背景色/前景色などをサポートします。この豊富な機能を持つDOMを使用することで、プログラムでドキュメントの作成および変更が可能です。
超高速
C1RichTextBoxコントロールでは、極めて高速にドキュメントをロードし、直ちに編集を開始できます。