Mozillaは、Webブラウザ「Firefox」の最新正式版「Firefox 26」を、10日深夜にリリースした。Windows版、Mac版、Linux版およびAndroid版、いずれも最新版を用意している。
デスクトップ版「Firefox」の主な新機能は、すべてのJavaプラグインの起動にクリックが必要になった点と、Windows版についてインストールしたユーザーとは異なるユーザーでも起動できるようになった点の2つ。また、パスワードマネージャがスクリプトによるパスワードフィールドに対応するとともに、Linux版でH.264再生をサポートした。
Android版は、ホーム画面のデザインを、よく見るサイト、履歴、ブックマーク、リーディングリストをスワイプ可能なメニューで表示するよう変更するとともに、Intel x86プロセッサ搭載スマートフォンのサポートを追加している。
開発者向けの機能としては、Social APIのソーシャルブックマーク機能が複数のソーシャルブックマークサービスに対応し、Math.ToFloat32が可能であればどのような値でもFloat32に変換するよう変更されている。また、appcache利用時の通知を廃止し、CSSのimage orientation属性をサポートした。
さらに、IndexedDB利用時に必要だった通知をなくし、データを一時的なストレージエリア中のプールに保存し、LRUに従って転送するよう変更している。
このほか、アプリマネージャを追加し、Firefox OS端末やFirefox OSシミュレータへのアプリのインストールや、端末/シミュレータ上でのデバッグを容易にした。
対応OSは、デスクトップ版がWindows 8/7/Vista/XP(SP2またはSP3)、Windows Server 2003、Mac OS X 10.9/10.8/10.7/10.6、およびLinuxの各種ディストリビューション。Android版は、Android 2.2以降に対応する。
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