C1Chart3Dコントロールの概要(1)
TrueChart for WinForms(C1Chart3D)は、2Dおよび3Dグラフを作成するための2つのグラフコントロール、「C1Chart」と「C1Chart3D」が含まれています。C1Chartコントロールは、各種グラフ作成アプリケーションのさまざまな動的2Dグラフを作成できるコントロールです。C1Chart3Dコントロールは、3D曲面、3D棒、3D散布図(プロット)グラフや、4Dの棒および曲面グラフを作成できるコントロールです。
3Dグラフを使用し、エンドユーザーによるインタラクティブ操作で容易に回転、シフト、またはズームできる3Dの曲面、等高線、または棒グラフを作成します。3Dグラフは、3Dデータを15種類の基本的な曲面または棒の外観で表示し、データから等高線と領域区分を自動的に生成します。
主な特徴
C1Chart3Dコントロールは、以下の機能を備えています。
- 3D棒グラフ、3D散布図、曲面グラフにより、さまざまな方法でデータ表示が可能です。
- インタラクティブな表示を提供し、プログラマーとエンドユーザーの両方がグラフの回転、シフトおよびズームの機能を活用できます。
等高線や領域区分をデータから自動的に作成
C1Chart3Dコントロールは、自動的に等高線や領域区分を作成し、各等高線に対して100種類の組み込みスタイルの中から選択した等高線スタイルを割り当てます。
グラフの透過処理
Transparencyプロパティを使用し、グラフの透過処理が可能です。
4Dグラフ機能
C1Chart3Dでは、色を4つめの次元とした4Dグラフを表現できます。
高度なマウス追跡機能
.NETのMouseMoveイベントなどと組み合わせて使用することで、マウスポインタの下にあるグラフの領域、データセット、データ点を追跡できる一連の変換メソッドを提供します。
スマートデザイナによるインタラクティブなグラフ作成機能
グラフ作成に関する一般的な作業を処理するスマートデザイナを使用すれば、大幅な作業時間の節約が可能です。作業はすべてデザイン画面上で完了できます。各グラフ要素をマウスでクリックすると、組み込みのツールバーやエディタを表示します。
ウィザードによる3つの手順でグラフを作成可能
グラフウィザードは、新しい3Dグラフを作成する手順として、「グラフ種別の選択」「データレイアウトの種別(通常のグリッド、変則的なグリッド、ポイントレイアウト)の選択」「グラフの3D表示の編集」をすべてガイドします。
グラフのプロパティダイアログボックスによる素早い設定が可能
グラフ要素がグラフのプロパティダイアログボックス上に整理されているため、グラフの詳細をすばやく設定できます。
1つのプロパティで軸を反転する機能
X軸とY軸は、1つのプロパティを使用して反転できます。
実行時のインタラクティブ操作が可能
実行時に、グラフの回転、シフト、ズームなどのインタラクティブ操作を行えます。
グラフを画像として保存可能
作成したグラフは、任意の画像形式(メタファイル、BMP、JPGなど)で保存できます。