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ComponentZine(ComponentOne)

データを4次元グラフとして表示する.NETアプリケーションの作成

ComponentOne Studioを活用したWindowsフォームアプリケーションの作成

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 「ComponentOne Studio 2013J」に含まれるTrueChart for WinFormsのC1Chart3Dコントロールを使って、データをファイルから読み込み4次元グラフとして表示するWindowsフォームアプリケーションを作成してみます。

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はじめに

 データを視覚化する手法の一つであるグラフは、一般的には2次元グラフか3次元グラフでデータを表しますが、場合によってはもう一つデータを表す要素を加えたい時があります。

 TrueChart for WinForms(C1Chart3D)は4次元グラフ機能を持ち、3番目のデータを色で表すことができるコントロールです。また、グラフ化するデータをファイルから読み込みができるので、常に最新のデータをグラフ化できます。

 今回は、このC1Chart3Dコントロールを使用し、ファイルからデータを読み込んで4次元グラフで表示するWindowsフォームアプリケーションを作成してみました。

各営業所の毎日の売り上げデータを元に専用のデータファイルを作成して読み込むと
各営業所の毎日の売り上げデータを元に専用のデータファイルを作成して読み込むと
データを色つきの4次元グラフで表示する
データを色つきの4次元グラフで表示する
マウスの左ボタンを押すと座標画面になり
マウスの左ボタンを押すと座標画面になり
そのままドラッグするとグラフを回転できる
そのままドラッグするとグラフを回転できる

対象読者

 Visual Basic 2010/2012/2013、またはVisual C# 2010/2012/2013を使ってプログラムを作ったことがある人。

必要な環境

 Visual Basic 2010/2012/2013、Visual C# 2010/2012/2013、Visual Studio 2010/2012/2013でプログラムが作れる環境。

 なお、本プログラムは次の環境で開発・動作確認を行っています。

  • OS:Windows 7
  • 開発Tool:Visual Studio 2010、.NET Framework 4

プログラム実行時の注意事項

  本稿の実行ファイル(バイナリファイル)を動かすには、zipファイルに同梱してある以下のファイルが必要になります(.NET Framework 4でのみご使用いただけます)。

ファイル名 説明
C1.Win.C1Chart3D.4.dll 本体アセンブリ

 このファイルを、実行プログラムと同じフォルダに格納します。

 また、このサンプルファイルには、サンプルのデータファイル「mydata.dat」を同梱しています。サンプルデータを使う際は、バイナリ実行ファイルと同じフォルダにサンプルデータを入れてください。

コンポーネントのインストール

 トライアル版は、グレープシティのWebページから申し込みできます。

 トライアル申込フォームが表示されますので、必要情報を入力して申し込むとトライアル版のダウンロード手順を記載したE-Mailが送られてきます。その手順にそってダウンロードを行ってください。また、ダウンロードファイルは圧縮ファイルになっていますので、解凍してインストーラを起動します。

 制限事項などの詳細については、インストーラに同梱されているリリースノートを参照ください。

コントロールと参照の追加

 ComponentOne Studio 2013Jをインストールしたら、プロジェクトにコントロールを追加します。

 ツールボックスに専用のタブを作成し、使用するコンポーネントを追加します。追加するコンポーネントは、アセンブリ名が「C1.Win.C1Chart3D」の「C1Chart3D」コントロールです。

アセンブリ名が「C1.Win.C1Chart3D」の「C1Chart3D」コントロールを選択する
アセンブリ名が「C1.Win.C1Chart3D」の「C1Chart3D」コントロールを選択する

 これらのコントロールを追加すると、プロジェクトに以下のランタイムライブラリへの参照が追加されます。.NET Framework 4が必要です。

ファイル名 内容
C1.Win.C1Chart3D.4 本体アセンブリ

 また、プロジェクトに以下のランタイムライブラリが追加されます。

ファイル名 内容
C1.Win.C1Chart3D.4.dll 本体アセンブリ

次のページ
C1Chart3Dコントロールの概要(1)

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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