コベリティジャパンは、ソフトウェアテストプラットフォームの最新版「Coverity Software Testing Platform 7.5」を、6月28日に発売する。
同製品は、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)の早い段階で、品質およびセキュリティ上の重大な問題を特定し、修正するためのテストソリューションの包括的パッケージソフト。
新たに搭載したテスト支援ツール「Coverity Test Advisor - QA Edition」は、Kalistick社から取得した技術によって開発したもので、QAチームがテストの実行や結果のモニタリング、およびソースコードへの変更やテストギャップに応じて、どのテストがもっとも重要かの判断を支援する。もっとも関連性の高いテストの実行や、テストギャップの解決の保証によって、市場展開までの時間を短縮できる。
最新版には、C#とJavaに発生する問題を特定するための、12の新機能と拡張解析アルゴリズムを含んでいる。さらに、アルゴリズムについてはプラットフォームの欠陥検出能力の向上によって、開発者がただちにトラブルシューティングを行い、検出が困難なパフォーマンス上の問題や、アプリケーションに不正な動作をもたらす並行処理の問題など、重大な欠陥を修正するために必要な情報を提供する。
さらに、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)チェッカーや、危険な暗号チェッカーなど、新しいセキュリティ解析アルゴリズムを追加し、トップ10位のオープンWebアプリケーションセキュリティプロジェクト(OWASP)や、共通脆弱性タイプ一覧(CWE)におけるJavaアプリケーションのセキュリティ脆弱性に対して、幅広いカバレッジの提供を可能にしている。
このほか、使用中のIDE(統合ソフトウェア開発環境)内で、ほぼただちに問題を解決できるようにするデスクトップ解析機能を備えており、不具合を自動的に開発者に割り当てて修正を促し、迅速な問題解決と生産性全体の向上を実現する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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