仮想化ソフトウェアを提供するXenSourceは、新たに、無償版となる「XenExpress」とWindows版となる「XenServer」を投入した。
仮想化ソフトウェアを提供するXenSourceは11日、新たに、無償版となる「XenExpress」とWindows版となる「XenServer」を同社製品ラインナップに投入した。
「XenExpress」は管理できるサーバが1台に限定されるものの、4つの仮想マシンを使うことができ、ゲストOSにはWindowsとLinuxが対応している。すぐにXenを試してみたい人に向けの製品であり、無償で利用することができる。
「XenServer」はWindows環境で動作させることができる仮想化ソフト。Intel VTとAMD-Vに対応し、最大8基まで仮想マシンを動かすことができる。マルチホスト管理コンソールや、ネットワークストレージサポート機能に加え、CPU、メモリー、ネットワーク、ディスクI/Oの管理機能などを持っている。
すでに提供されていた「XenEnterprise」は企業向けの製品で、ゲストOSにはWindowsとLinuxの両方が可能。2007年前半には64ビットマシン対応や、ストレージの共用サポート機能などが提供される予定。
仮想化ソフトウェアは1つのマシン内で複数のOSを起動することができるソフト。導入することでハードウェア資源の節約や、コピーによる環境作成の容易になるなどの効果を上げられ、今後利用が増える技術として注目が集まっている。
プレスリリース:XenSource Introduces XenServer Product Family of High Performance Virtualization Products for Windows and Linux Based on the Open Source Xen Hypervisor
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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