米NVIDIAは、GPUコンピューティング向けのC言語による統合開発環境「CUDA(Compute Unified Device Architecture)」の最新版、「CUDA 6.5」を8月20日(現地時間)にリリースした。
「CUDA 6.5」は、新たに64ビットのARMベースのシステムに対応しており、Visual Studio 2013との互換性を備える。
さらに、疎行列計算におけるBlock Sparse Row (BSR) matrix formatのサポートや、入出力データのカスタム処理を高いパフォーマンスで実行可能なcuFFTコールバックのサポート、CUDA FORTRANアプリケーション向けデバッガを強化している。
このほか、プロファイラは複合アプリケーションのプロファイリング時のメトリクス収集時間を短縮しており、カーネル・ローンチの設定を最適化するCUDA Occupancy Calculator APIのアップデートや、Nvpruneユーティリティにターゲット外のGPU向けコードを削除してオブジェクトサイズを削減する機能を新たに搭載するなど、さまざまな機能強化が実施された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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