米Microsoftは、NoSQLを使用したドキュメントサービス「DocumentDB」をはじめとする、多岐に渡る新機能を追加したMicrosoft Azureのアップデートを、8月21日(現地時間)にリリースした。
「DocumentDB」は、NoSQLによる新たなドキュメントデータベースサービスで、現時点ではプレビュー版に位置づけられる。エンタープライズグレードのSLAを備えた、完全なマネージドサービスとして提供されるため、利用にあたってユーザーがインフラや仮想マシンの管理を行う必要はない。
検索サービスも更新されており、Webサイトやモバイルアプリに、簡単に強力な検索機能を追加できる。「DocumentDB」と同様にエンタープライズグレードのSLAに準拠したマネージドサービスとして提供される。また、追加コストなしで利用可能な無料版も用意している。
仮想マシンは、7月にAzureプレビューポータル内での仮想マシン管理のサポートや、複数の仮想マシンによるSharePointサーバをより簡易に作成できるビルトインポータルのサポートを追加した。さらに今回のアップデートでは、AlwaysOn機能を備えたSQL Server仮想マシンの自動デプロイを新たにサポートした。
ほかにも、Azure Webサイトでさまざまなコードを実行可能で、並列化やリモートデバッグに対応した「Web Site WebJobs」や、プログラム的に監視機能や管理機能にアクセスできるSDKを提供するとともに、API管理サービスにはREST APIのサポートを追加している。
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