グレープシティは、帳票開発ツール「ActiveReports for .NET」の最新版として、「ActiveReports for .NET 9.0J」を2月25日に発売する。1開発ライセンス価格は、「Professional」が30万2400円、機能を絞った「Standard」が17万2800円。
「ActiveReports for .NET」は、Visual Studio上で帳票アプリケーションを作成できる、.NET Frameworkコンポーネント。レイアウトや書式などの外観デザイン設定から、データ接続、印刷、PDF出力設定まで、帳票開発に必要な、さまざまな機能を備えている。
「ActiveReports for .NET 9.0J」では、新機能として、複数レイヤーを使用したレポートのデザイン機能や、RDL 2005に準拠した「RDLレポート」の作成機能、レイアウト精度を向上したExcel出力機能を搭載する。
さらに、「Professional」限定の新機能として、従来のWindowsフォーム、ASP.NET、WPF専用のビューワに加えて、jQueryウィジェットとして動作するHTML5ビューワを追加した。HTML5ビューワは、Internet Explorerだけでなく、ChromeやSafari for iOSでの閲覧をサポートし、「ActiveReports」単体でのマルチプラットフォーム、マルチブラウザ、マルチデバイス対応の帳票開発を可能にしている。
このほか、「Professional」では「ActiveReports」で作成した帳票の運用・管理に特化した「ActiveReports 9.0J Server」の、Service Pack 1での提供を予定しており、別途コーディングやプログラミングなしでの帳票運用環境を構築できる。また、ユーザーはWebブラウザから、帳票の表示・印刷、他のファイル形式での保存、スケジューリング実行といった機能を手軽に使える。
【関連リンク】
・グレープシティ
・「ActiveReports for .NET 9.0J」
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