解説
チャンネルは、色情報などを保持するグレースケールの画像のことです。RGBの画像の場合は、レッドとグリーンとブルーのチャンネル(グレースケールの画像)に分けることが可能です。そして、元の画像は、レッドとグリーンとブルーのチャンネルを合成した画像と見なすことができます。
CMYKの画像の場合は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(キープレート)のチャンネルに分けることができます。
アルファチャンネルは、こういった色表現のチャンネルにプラスアルファした補助データのことです。多くの場合、不透明度を表すグレースケールの画像です。アルファチャンネルを利用することで、画像の一部は半透明で、他の一部は不透明、ある部分は完全に透けているといった状態を表現できます。
アルファチャンネルを含む画像では、背景の上に、背景部分を透過させた状態で、画像を重ね合わせることができます。
Web用の画像では、PNGがアルファチャンネルをサポートしています。
サンプル
プログラムではなく、PNGを背景の上に描画することで、アルファチャンネルを体験してみます。
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